引き出しは開けたらすぐ使える
手前に引き出せば、すぐに取り出せるのが引き出し収納の特徴です。そのメリットを最大限に活かしきるには、引き出しの中を区切ること。100円ショップにあるプラカゴやミニサイズのケースを使って、機能的に区画していきましょう。引き出しの手前5センチがラッキースポット。レンジ用のラップやシートなどを立てたりすればサッと使ってパッと戻せる
浅い引き出しはメイク用、深い方にはヘアケア用として使い分けておくと、迷わずに戻せる
ふだん履きの靴は立てて収納
玄関が脱いだ靴だらけになる原因は2つあります。一つは下駄箱が満杯で入らないこと、もう一つはしまおうとしないからです。後者の場合は、習慣を変えるしかないのですが、前者の場合は解決法があります。まずは、駄箱の棚板の上下間隔を狭めて、棚の段数を増やすこと。子どもの靴やカジュアルな大人用の靴が多いのなら、棚を増やさなくても解決できます。箱やプラケースの中に靴を立てて収納すると、収納スペースの節約ができて、しまえる量がグッと増えるのです。
靴を買ったときの紙製の靴箱を利用してもいい
また読む本は棚の手前で待機
1冊読み終えたら次の本を買って、読まない本は適宜手放す。それができたら、本棚はいつも整然としているはず。そうと分かっていても気になる本があると、忘れないうちに買っておくという人が多いのではないでしょうか。その結果として、読みかけの本が何冊も溜まってしまい、部屋のあちこちに散らばってしまったり横積みになってしまったり。読み忘れるといった困ったことがおこることもあるのでは?本棚の奥行きに余裕がある場合は、手前のスペースを活用しましょう。棚の奥には蔵書をストックして、これから読む本と読みかけの本は前列に置くようにします。また、古本として手放すものを手前に固めておくというのもいい方法です。
洋菓子の空き缶を再利用。手前の缶ごと取り出せば、背後の本が手に取れる。100均のプラカゴを使ってもいい
テーブルやソファの近くに本を待機させたいときには、持ち手付きのカゴに入れてひとまとめにしておくといい
細かいモノには片付けステーションを
服やカバンが散らかっていると、目につきやすくて気になるので、片付けるときには優先的に扱うことが多いはず。それとは逆に後回しになりやすいのが、鍵や腕時計、イヤリングといった小物類。外したとき、カバンやポケットから出したときなど、気軽にちょい置きをしてそのままになるのです。「どうせまた使うから」というつもりなのですが、置き場所がその都度違っていたり、部屋のあちこちに散らばったりすると、雑然とした印象が濃くなってしまいます。持ち手のついたものにすると、自分の居場所まで運べるから便利
ゲームセットはカゴ収納で特等席に
「散らかすのは家族なのに、片付けるのはひとりで何もかもやらなければならない」という声をよく耳にします。家族が思い思いに過ごせるリビングは、使いっ放しのモノが散らかったままで困るのです。どんなに整えても崩れるのは一瞬。引き出しや棚にキチンと並べるようなしまい方にすると、家族にとっては見つけやすいけれど戻しにくいといった難点があるのかもしれません。重ねられるカゴを使ってスタッキングにすればスペースの節約に
見た目のゴチャつきは布でサッと目隠し