恋と愛はルールが違う
恋と愛は似ているようで、違う!
それは、「恋のルール」と「愛のルール」は違うからです。
「恋のルール」は、所謂、“恋のテクニック”のように、相手を嫉妬させたり、相手の気を引いたり、相手の愛情を試したりすることで、相手の気持ちが盛り上がっていきますが、「愛のルール」は正反対です。
むしろ「愛」を抱いている人に「恋のルール」を使うと、関係が壊れてしまうこともあるのです。
例えば、「恋のルール」を持っている人は、相手に自分の存在価値を知らしめようと、本心とは違ってもすぐに、「別れる!」なんてことを言いがちです。
それによって、相手が慌てふためいて、自分に優しくなってくれることを計算しているのです。言うならば、「自分の方が相手よりも優位に立ちたい」ときにもやる方法です。
もちろん相手も同じく「恋」を抱いているのであれば、恋人の存在によって“自分の足りなさ”を埋めているから、「それは困る!」となります。それによって、恋心を燃え上がることだってあるでしょう。
でも、もし相手が「愛」を抱いていたらどうでしょうか?
「愛」を抱いている人は、「相手が別れたがっているのであれば、自分は辛くても、別れてあげた方がお互いのためになるのでは?」と考えるのです。
なぜなら、人を愛するとは、「相手がHAPPYなら、自分もHAPPY」ということ。
自分と付き合うことで相手が不幸になるのであれば、自分も悲しいし、「だったらその手を放してあげた方がいいのでは?」と思うのです。
ただし、それが単なる“愛情の試し行為”だと分かった時、愛が壊れ始めます。それについては、次のページで紹介します。