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「恋のルール」と「愛のルール」は違う(2ページ目)

恋をしたい人と愛したい人が付き合うと、すれ違いが生じることがあります。それは、「恋のルール」と「愛のルール」は違うからです。あなたがしたいのは、恋ですか?愛ですか?

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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「愛」を抱く人は、安心して愛したい

「愛」を抱く人は、安心して愛したい!

「愛」を抱く人は、安心して愛したい!

「愛」を抱いている人が、「恋」を抱いている恋人に、“愛情の試し行為”として「別れる!」と言われた時、2人の関係が少しずつ変わってきてしまいます。

「愛」を抱いている方は、優位性なんて考えずに、ただただ相手の幸せを考えているのに、相手にはその思いが伝わっていないことに傷つきますし、さらに、「今後も、何度も愛を試されるのだろうか?」と思います。

つまり、“愛情の試し行為”をされることで、逆に相手を愛することが怖くなってくるのです。
恋人が愛情を試そうと「別れる!」と言いだす度に、自分が今までせっせと“愛の積み木”で作りあげてきた城を、バーンと手で崩された気分になります。
そして、また、改めて自分が積み重ねてきた“愛の積み木の城”も、いつかいとも簡単に壊されてしまうのでは?と恐れるようになります。

「愛」を抱く人は、もっと安心して、“愛の積み木の城”を作っていきたいのです。人は、本当に信頼できる相手ではないと、心から愛することはできないものですしね。

でも、 “恋の積み木の城”しか作ってきたことのない人は“愛の積み木の城”が見えません。だから、“恋の積み木の城”ばかりを探し、見つからないと、「自分は愛されていないのでは?」と不安がってしまうのです。
相手から嫉妬され、深く求められ、時に“自分を奪われる”ことが「愛されること」だと勘違いしているからです。だから自分が知らぬ間に、“愛の積み木の城”を崩していることにも気付きません。

でも、それは「愛」ではなく、「恋」なんです。恋は求め合う(奪い合う)ものですが、愛は与え合うものなんですよね。

それでも、愛情を求め合う(奪い合う)ことでエネルギーになる「恋」を、お互いに望んでいるのであれば、関係は成立します。とはいえ、どちらか2人が消耗しきるまでです。恋だけの関係は、そんなに長続きしません。

逆に、お互いに与え合うような「愛」を求めている人にとっては、そういう関係は、自分をすり減らしてしまう分、最終的にはこう考えてしまうでしょう。
「このままお互いが一緒にいることが、本当に幸せなのだろうか?」と。自分のためだけではなく、相手の幸せのためにも。

恋人が「恋のルール」しか持っていないと、自分の溢れ出す愛情が相手には見えないから、恋人はどんどん不安になっていきます。また、自分自身も恋人から“愛情の試し行動”をされる度にひどく傷ついていきます。
それでは、お互いに好き合っていても、一緒にいることでむしろ傷つけ合ってしまいます。

これが、「愛と恋のすれ違う」ときに起こることなのです。
では、自分が「恋」を抱いていて、恋人が「愛」抱いていたら、逆に自分は「愛」を抱いていて、恋人が「恋」を抱いている場合は、どうしたらいいのでしょうか?それを最後に紹介します。次のページをご覧下さい。

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