精神的な自立ができないと、人を愛せない
失恋の痛みを乗り切って、来年は素敵な恋をつかもう!
「相手を必要とする」思いと、「相手を愛する」ことは違います。
前者は、愛は愛でも、自己愛です。自分を保つ(維持する)ために相手を必要としている(=自分に役立つ相手だから、相手を求める)からです。
本当の愛情は、無償です。ギブ&テイクではありません。つまり、相手が何かを自分に与えてくれなくても、「ただただ愛したい」という思いが、本当の愛です。
例えば、子供に対する愛情で例えると分かりやすいのですが、子供が何かをしてくれなくても、ただただ愛する親はいます。
でも、中には、本当の愛情を注いでいるようで、「子供が自立すると寂しいから」と、手放せなくなる親もいます。
自立することは、子供にとって重要なことです。だけど、親も自立していないと、子供の幸せのためにきちんと手放せなくなってしまうのです。子供の自立の足を引っ張ってしまっては、そこにあるのは愛ではありません。
また、人は、相手によって自分の足りないものを補充していると、相手がそれを補ってくれなくなったときに、「可愛さ余って憎さ百倍」になることもあります。
つまり、今まで愛情に見えていたものの正体は、単にギブ&テイクからなる相手へのお返し(報酬)に過ぎなかった、ということもあるのです。
本当の愛情ではないものは、なにか歯車が狂ったときに相手に負担を与えたり、傷つけたりしたくなる感情に化けます。スト―カーがまさにそうでしょう。だからこそ、人を本当に愛するためには、相手に自分の不足を求めないでいられるくらいの精神的な自立は必要なのです。
また、人を愛するためには、相手の成長のために、ときに苦言を呈さなくてはいけないこともあります。でも、相手を必要としている人は、相手に嫌われたくないので、甘やかせてしまうことが多いもの。
つまり、本当の優しさは、精神的な自立からくる“心の強さ”がないと出せません。自分が嫌われたくないという思いからする優しさは、相手への優しさではなく、自己保身なのです。
つまり、自立し、本当の愛情を注げるようにならないと、関係がどんどん歪んでいってしまうのです。
話を最初に戻すと、失恋の執着を断ち切って楽になるためにも、また、今後、自分が人を本当に愛せるような幸せな恋愛をするためにも、精神的に自立することは重要なことなのです。これを機会に、できるようになってみませんか?
失恋は慣れるものではない
失恋は、何度経験しても慣れることはなく、悲しいものです。でも、人は悲しみの数だけ人の痛みが分かる思いやりのある人になれます。だから、今のその心の痛みを忘れてはいけません。絶対にいつか役立つときが来ます。
心の痛みに負けずに、しっかり味わい尽くし、成長した時は、自分の中でも、「そろそろ、もういいだろう」と立ち直ってくるはずです。
自分がパワーアップすると、そのときに釣り合っていた相手のことは何とも思わなくなってくるのです。結局、恋愛も「類は友を呼ぶ」ものなんですよね。
人生の出来事に無駄なことは一つもありません。失恋だってそうです。
同じ失敗を繰り返さないためにも、さらにもっと素敵な未来を掴むためにも、自分の至らなかったことときちんと向き合い、今年中に乗り切りましょう。そうしたら、その失恋に感謝の気持ちすらわきます。
来年は素敵な恋をつかめますように!
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