久野浩司の恋愛コラム

「人柄重視」なのに会ってくれない…必要な要素とは?

婚活のプロフィールに「人物本位、人柄重視」と書いてある人に申込んでも全然会ってもらえないという悩みを聞くことがあります。会わずして、なぜ「人柄」がわかるのか……と不満の声があるでしょうが、まず会うため、選ばれるために女性がサボってはいけない〇〇とは何なのでしょうか?

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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「人物本位、人柄重視」と書いてあるのに選ばれない理由

先日、ある女性から受けたご相談です。

「結婚相談所で婚活をしていると、男性のプロフィールに“人柄重視”と書いてあることが多いのですが、実際にお見合いを申し込んでも、なかなか会ってもらうことすらできません。結局は、見た目や年齢で判断されると思うと悲しくなります。かといって、婚活パーティーや街コンでも、20代女性の主戦場だと言います。すでに30代後半の私にとっては一体どうすればいいのでしょうか? もう、あきらめるべきなのでしょうか?」(38歳・女性)

そこで今回は、恋愛婚活スタイリストとして活躍するJURIさんに、婚活現場から見る選ばれる女性と選ばれない女性の違いについてお話を聞いてみました。JURIさんは独身男性の婚活もサポートをしていますので、現場の男性側の本音にも迫ってみたいと思います。


まずは自分を演出する姿勢が大事

左から、今回取材したJURIさん、AllAbout 恋愛ガイド久野浩司。

左から、今回取材した恋愛婚活スタイリストJURIさん、AllAbout 恋愛ガイド久野浩司。


確かに婚活市場では、年齢の若い女性が人気です。当たり前ですが、実年齢は変えることはできません。そして、婚活パーティなどで20代が主戦場というのはたしかにその通りです。では、アラフォー女性が男性から選ばれるためには一体どうすればいいのでしょうか?

やっぱり、というべきか、ここで重要になってくるのはプロフィール写真だとJURIさんは言います。

女性からすれば、結局、男はルックスなのかと文句が聞こえてきそうですが……?

「結婚相談所での婚活で大切なのは、たしかにプロフィール写真です。でも、顔の造形に限ったことではなく、“写真全体”で男性の目を引き、好感を持たれるかどうかということ。結婚相談所ではたくさん並んだ小さな写真を開いてプロフィールを見ることになるので、写真の印象が大きく出会いの幅を左右します。なぜならプロフィール写真は、第一印象だからです。もっと言えば運命が変わる可能性だって秘めていることを忘れてはいけません」

では、婚活用の写真を撮るときのポイントとは何でしょうか?

「まず、いちばん大事なポイントは見た目の華やかさ、優しさ、明るい表情などです。ここで気をつけるべきことは、ありのままの自分、“等身大の私という言葉”は封印して撮影すること!」

つまり、あからさまに男性受けすることを意識するのが大事だとのこと。

逆に言うと、女性目線の可愛さ、おしゃれさ、シックでクールでカッコいい雰囲気など、同性が憧れるような女性像が通用しないのが婚活最前線。

自分の好みやこだわりはさておき、あくまでも男性から選ばれるという目的と手段として徹底的に男性受けする第一印象を心掛けることが大事だと言います。

「華やかさと明るさを印象付けるのであれば、やはりピンクや水色などの明るいパステルカラー、清楚感を演出するなら白などの洋服を着ること。黒やモノトーンが好きでも、自分の好みと男性へのアピールは別物です」

人によっては普段は着ないような色をわざわざ選ぶのは少し抵抗あると思いますが、そういった「素直な姿勢」がプロフィール写真から見てとれるかどうか?が重要なのだそうです。

「その服装が“本来の自分らしさ”ではなくても、まずは男性目線で好印象が残り、この人と会ってみたいと思わせる女性を演じることです。まず会ってもらえる男性の間口、選ばれる確率を広げることが大事なのです」 

なんとも大変ですが、それは男性だって同じことです。

お互いに写真からの印象で会いたいと思わせる努力をしなければ、今回のお悩みのケースのように、自分の人柄すら見てもらえない、接してもらえなという厳しい現実があるのです。


写真で「理想の自分」を設定することで、魅力も作られる

男性に好印象を持たれるプロフィール写真が重要な理由とは?

男性に好印象を持たれるプロフィール写真が重要な理由とは?


また、JURIさんはこんな印象的な話もされていました。

「男性に選ばれるような“素敵な写真”をプロフィールとして撮影すると、自身もそのイメージに近づいていき、どんどん自分の魅力が増していくという意外な効用もあります」

確かに、婚活がうまくいかないと嘆く独身女性のなかには、「自分らしさ」を言い訳にして、今までと変わらない「ありのままの自分」のまま、出会いを望んでいる人もいます。ですが、「あなたのプロフィール写真」を気に入ってもらえて男性からお誘いを受け、お見合いやデートをすることになったら、写真以上に素敵な人だったと思ってもらいたいもの。

そうなると、ふだんの自分らしさにプラスして、写真の印象である「男性に好まれる女性像」に無意識に近づけようとするものだそうです。つまり、相手をもてなして喜ばせることは「人柄の良さ」であり、今後のお付き合いを進める上で大事なことです。

実社会では、男性を喜ばそうとする仕草や行動は、「ブリッ子」だと同性から嫌われることもあり、抵抗がある方も多いと思います。でも、男性に好まれるように自分を変えて、努力することは、時には大切な戦術とも言えそうです。


婚活男性が「求めているもの」とは?

男性は保守的な生き物。普遍的な「結婚生活のイメージ」を見た目や仕草から想像してもらうことを重視しましょう。

男性は保守的な生き物。普遍的な「結婚生活のイメージ」を、今の自分の見た目や仕草から想像してもらえるかを考えてみましょう。


そもそも男性は、なぜ婚活で出会いを求めるのでしょうか? 男性の立場になって考えてみれば、何を女性に求めているかわかります。

「出会いがない、うまくコミュニケーションが取れない」などの理由もありますが、何よりも、「自分が目指す結婚生活に、必要な女性に出会いたい」という心理があります。

男性の多くには、「結婚したら奥さんが家庭や家計を守り、奥さんを自分が守る」という、ある意味「結婚の普遍的なパターン」が刷り込まれています。つまり、自分のことを理解して欲しい、承認されたいという本来の欲求があるはずです。だからこそ、実際の年齢とは関係なく、本来の女性が持っている「可愛らしさ、母性愛、声のトーン」などは、優しく男性に安らぎと自信を与える武器になるのです。それは、女性にしかない男性が求める魅力だと言えます。

そこから紐解けば、男性に好まれる見た目(第一印象)、そして、仕草や行動が見えてきます。

プロフィール写真はもちろん、お見合いや交際に進んだ際にも、相手を優しい眼差しで見ながら頷いたり、彼のことに興味を持って質問してみたり、聞き上手になることは重要になります。さらに、相手をもてなすつもりで自然に褒められるようになれば、選ばれる女性に近づいていけるのではないでしょうか。

次回は、見た目がキレイなのに結婚市場で選ばれない女性についても、JURIさんにアドバイスをいただきます。


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