寒い季節は寝つきが悪い? 自律神経の乱れが招く睡眠障害
ぐっすり眠れず、仕事にも集中できなくなることがあります
- 疲れているはずなのに寝付けない
- たびたび目が覚めてしまう
- 朝、目覚めてもスッキリしない
- ぐっすり眠れない
冬に睡眠の質が落ちる原因は? 多忙・厚着・手足の冷えなど
ぐっすり眠ることができない方に共通しているのは、背中や首、足の裏側の筋肉の過度の緊張です。筋肉の緊張がほぐれて緊張とリラックスのバランスが整っていけば、ほとんどの方がぐっすり安眠でき、翌日も快適な朝を迎えることができます。過度な筋肉の緊張は、筋肉の機能低下により引き起こされます。この機能低下の原因にはいくつかの要素が考えられます。
- 仕事が多忙で、心身の休息時間が減少した
- 座っている時間が増えた
- こなすべき予定が多すぎて、遊びの予定すら億劫に感じる
- 手足の冷えが気になる
- 飲み会など飲食の機会が増え、胃腸に負担がかかっている
- 帰宅が遅くなりがちで、就寝時間にばらつきがある
- 寒さ対策で厚着をして外出すると肩が凝ってしまう
背中・首・足をリラックス! 身体の背面を緩める簡単な運動法
快眠を得るためには、就寝時間に向けて、心も体も自然にリラックスモードになることが理想的です。しかし、なかなか緊張感から解放されない人も多いでしょう。次の1~3のエクササイズを順に行い、身体の背面をリラックスさせてみましょう。■その1 猫伸び体操:背骨を沈めて準備体操
背骨付近の筋肉は硬くなりやすいため、最初は少し痛みを感じるかもしれません。不快な痛みの場合は中止して下さい
※おへそを床に近づけながら左右の肩甲骨を寄せるように意識をすると動かしやすいです。
■その2 足の裏側をゆっくり伸ばしましょう
筋肉の緊張度合いにより、足を伸ばすだけで後ろへひっくり返りそうになる人もいますのでご注意ください
問題なく出来る人は、さらに右足付け根から上半身を前傾させ、さらに伸ばします。ここでも10~20秒間キープします。伸ばす際に息を口からゆっくり吐きながら行うと効果的です。左側も同様に行いましょう。
■その3 バスタオルを丸めて背中伸ばし
ピンクのラインの位置にバスタオルが当たるようにします
深呼吸は息を吐く時にゆっくりと長めに意識してみましょう
「その3 バスタオルを丸めて背中伸ばし」が終わった後は、バスタオルを外して目を閉じ、腕は体の横で楽な位置に。ゆっくりと呼吸を繰り返してみましょう。だんだんと力が抜けて気持ちが落ち着いていきます。そのまま眠ってしまう人もいます。
照明を少し暗くし静かな環境で就寝前に行うこともおすすめですが、1日のうちに数回行うとリラックスタイムも増えて自律神経の安定に役立ちます。横になる際は、体が冷えないように気をつけて下さいね。