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日経平均は遂に1万7千円を上抜け!今後の展開は?

ついに日経平均は1万7000円の厚い壁を突き抜けました。目先は過熱感があることから、調整はあるかもしれませんが、短期のスピード調整をこなし、高値を更新していける可能性も十分あると思われるところです。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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日経平均はついに1万7千円を上抜け!

日経平均はついに1万7千円を上抜け!小幅調整をこなして1万8000円を目指す展開にも!?

日経平均はついに1万7千円を上抜け!小幅調整をこなして1万8000円を目指す展開にも!?

10月17日(月)の週の日本市場はこれまでと打って変わって力強さが見られ、日経平均は出来高を増しながら前週末比328円高で終値を17,184円となりました。週末に1万7千円台に乗せて終えるのは4月以来(その時も一瞬でした)となります。東証一部売買代金は、10月に入って一度も2兆円を超えたことがなかったのですが、20日(木)、21日(金)と連日で2兆円を上回りました。まだ活況と言えるレベルでありませんが、閑散から普通の出来高に戻りました。外国人が2週連続で買い越し!今後の日経平均は?でも書きましたが、10月に入って外国人投資家は2週連続の買い越しにもなっているところです。

特に5日続伸となった20日(木)は相場の雰囲気も久々に良いものでした。この日材料のあった任天堂やガンホー・オンライン・エンターテイメントが大幅高となったのをはじめ、三菱自動車工業やシャープに底打ちを期待した買いも集まり、日経平均は商いをつけながら237円高として、一気に1万7千円の壁を突き抜けました。業種別でも、大きく出遅れていた不動産、銀行株が20日(木)、21日(金)とようやく強くなってきました。

短期的に利食い売りが進むも、今回は本格的に上抜ける可能性も

日経平均は鳥取で地震のあった21日(金)に51円安と反落したものの、余裕で大台をキープして終えました。5連騰後の週末に地震が起きれば利益確定や手仕舞い売りも出るのは自然のことと言え、心配ないと思います。チャートは長い膠着から上に抜け出した感が鮮明になりつつあり、結局最後は上に向かって行きそうな気配です。
長期サメーションインデックスは上昇傾向鮮明!信用評価損益率もポジティブなテリトリーに入りつつある

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長期サメーションインデックスは日経平均に明るい兆し!?1万8000円に向かうか?でも指摘していましたように上昇傾向鮮明です。信用評価損益率の差もようやく買い方が売り方を上回るゼロラインを超え、ポジティブなテリトリーに入りつつあるところです。一方、超短期にはやや過熱気味ともなっております。 したがって、短期的には日経平均が1万7000円の大台に乗ったこともあり、利益確定売りも出やすい局面かもしれません。2016年は1万7千円水準で売っておけば全て天井となって成功してきたからです。しかし今回は本格的に上抜ける可能性が十分にあると思います。

このように考えていくと、目先の調整について1万7千円を大きく割らずに短期のスピード調整でこなせれば、日経平均は高値を更新して1万8000円を目指していく展開が期待できると思います。

参考:日本株通信

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