■その3：自分らしさを知ること
自分らしさを知らないと、幸せは掴めない！
多くの人が、結婚に、そして人生に、失敗したくないからと、“一般的な正解”を求めがちです。だからこそ、結婚相手を条件で選ぶ人も少なくありません。
一般的に言われている理想の男性像、理想の女性像というのはありますが、仮に相手がその通りの人でも、自分に合わなければ、結婚生活がうまくいくはずがありません。だから、最終的には、「自分にはどういう人が合うのか？」が大事なのです。
婚活をしている人は、自分に合う人が分からないまま、一般的な理想の相手を選んでいる人も多いものです。だからこそ、本当に自分に合う相手と出会っていたとしても、条件が良くないからといってスルーをしてしまっていることもあるでしょう。
そのためには、自分のことをよく知らないといけません。もしかしたら自分はバリバリ働くのが好きで、本来は“主夫タイプの男性”と合う人だっています。そういう人が、世間体と理想ばかりを求め、同じように仕事ができるタイプの人と結婚してしまうと、家庭内は自分の思い通りにいかずに、フラストレーションがたまることも多いでしょう。
それで言えば、ある程度の年齢になっても結婚していない人というのは、実は、「そこまで結婚に向いている人ではない」可能性は高いです。
「いい相手がいないから」なんて、色々な言い訳が出てきそうなものですが、本当に結婚に向いている人というのは、ある程度、人に合わせることが苦ではないタイプでもあるので、比較的、好みのタイプの人と出会えたら、うまく関係を築けることが多く、また普段から家庭的な面があり、さらに相手も結婚向きの人を選びやすいので、すんなり結婚してしまうことが多いのです。
逆を言えば、「結婚したいのに、結婚してくれない相手」とばかり付き合っている人というのも、そういう人に惹かれている時点で、「結婚向きではない」とも言えます。そういう人は、潜在的に結婚よりも恋愛をしたがっていることも多いからです。
もちろん結婚に向いていない人でも、「一般的な家庭像を夢見なければ、幸せな結婚ができる」と言えます。
例えば、一人の時間が好きな人は、同じように一人の時間が好きな人と結婚すれば、必然的に自分の時間は持てます。仕事が好きなキャリアウーマンでも、家事ができる自立した男性と結婚したら、仕事を思う存分、できることだってあるでしょう。
逆を言えば、「結婚にそこまでこだわらなくてもいい」という考えを持ってもいいでしょう。自分に愛する人ができたときに、その人と合う未来を選べばいいのです。
結婚ありきで相手を選ぶと、自分らしくない結婚生活を掴むこともありますが、相手ありきで、2人に合う関係を築いていけば、お互いに幸せになることができるかもしれません。
■たとえ生涯独身でも、不幸になるわけではない
「結婚をしなくてはいけないもの」という価値観を抱いている人は少なくありません。でも、凝り固まった思想を持てば持つほど、人は自分で考えることを放棄してしまうものです。だからこそ、結婚の現実も分からないまま、やみくもに結婚しようと焦ってしまっている人もいるのです。結婚はしなくてはいけないものでもありません。たとえ生涯独身でも、不幸になると決まっているわけでもありません。逆に、結婚しても、幸せにもなれるどころか、もっと不幸になってしまうこともあります。
自分はどうしたら幸せになれるのかをきちんと考えながら、自分に合う環境を掴んでいきたいものですね。
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「結婚が向いていない＝結婚ができない」わけではない
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