スペイン料理/おすすめスペイン料理店

スペインバルのはしごのススメ!恵比寿のタペオコース

スペインには「タパスをつまむ旅に出る」というニュアンスの「tapeo(タペオ)」という言葉があります。それぞれのバルの看板メニューをつまんで次のバルへ「はしご」するという意味です。最近では「ホッピング」とも呼ばれているこのスタイル、やってみると何とも楽しい!日本で楽しむならまずは激戦区の恵比寿から、ガイドのオススメコースをご案内します。

加瀬 まなみ

執筆者:加瀬 まなみ

スペイン料理ガイド

恵比寿でスペインバルのはしご(タペオ)をしよう!

タペオのススメ

タペオのススメ

スペインには「いろんなものをちょっとずつ、タパスをつまむ旅に出る」というニュアンスの「tapeo(タペオ)」という言葉があります。

1軒のバルであれこれオーダーして長居するのではなく、このバルでは生ハム、あちらのバルではオムレツ、煮込み料理はむこうのバル……という具合に、それぞれの看板メニューをつまんで次のバルへ「はしごする(ホッピングする)」スタイル。やってみると何とも楽しい!日本で楽しむならまずは激戦区の恵比寿から、ガイドのオススメコースをご紹介しましょう。

1軒目. 「スペインバル・ガポス」

カウンター&スタンディングが基本のバルスタイルで、一人でふらりと立ち寄れる雰囲気。店内の狭さを、むしろ魅力に感じさせるバルです。生ハムやアヒージョなどスタンダードなタパスを押さえつつ、サンマのスモーク、地鶏砂肝のレモンオイル焼きなど、これをつまみにもう一杯いきたくなるオロジナルメニューもラインナップ。1品480~580円とリーズナブル。
ちょっと1杯で立ち寄りたくなるスタンディングバル

ちょっと1杯で立ち寄りたくなるスタンディングバル

はずせない1品!ガポスの生マッシュルームサラダ(380円)

山形産のホワイトマッシュルームを生で食べちゃう。ペラペラではなく厚切りにスライスされ、程よく食感を残したしんなり感。エグミは全くありません。サラダと言っても淡泊な味付けではなく、塩味、酸味、しっかりめの味付けとニンニクの風味。さりげなくトッピングされたチーズがまた絶妙なアクセントになってます。スターターですが、ワインも飲みごたえのある白ワインを合せたくなる味わいです。
これは旨い!白ワインで「生マッシュルームのサラダ(380円)」

これは旨い!白ワインで「生マッシュルームのサラダ(380円)」

スペインバル・ガポス
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-3-8 廣田ビル101
TEL:03-5728-4741
営業時間:17:00~翌3:00(L.O.2:00)、金・祝前日17:00~翌5:00(L.O.4:00)、土16:00~翌5:00(L.O.4:00)、日・祝日16:00~23:30(L.O.23:30)
定休日:なし
地図:Yahoo!地図情報
最寄駅:JR山手線「恵比寿」駅より徒歩2分

2軒目. お肉と鮮魚の仕入れに自信「恵比寿18番 」

中央のオープンキッチンを囲むように並べられたカウンター席、ハイチェアのテーブル席、女性1人でも気軽に入れるオシャレな店構え。お肉は焼肉チャンピオン、鮮魚は松栄寿司、18番の強みは系列ならではの仕入れ。こだわりの食材を使った料理をいただけます。1皿1皿が食べきりやすい分量で、価格もお手頃。スペインオムレツ380円、紋甲イカの墨煮680円、生ハムコロッケは1個190円からオーダーできる気軽さも嬉しいですね。
一本入った所にポツンと佇むオシャレな店構え

一本入った所にポツンと佇むオシャレな店構え

はずせない1品!恵比寿18番のイベリコ串焼き(630円)

高級食材として人気のイベリコ豚、生ハムではない料理をいただけるのはまだまだ貴重な存在です。数種のスパイスとビネガーでインパクトのある味付けに負けず、独特の芳香と旨みもしっかり堪能できる逸品。料理に負けないどっしりワインを合わせるのもいいけど……しっとりディナーではなくタペオを楽しむなら、CAVA(スパークリングワイン)やレブヒート(シェリーのソーダ割り)でいただく"やんちゃ"なマリアージュが気分。
めずらしいイベリコ料理が驚きの価格!「イベリコ豚肩ロースの串焼き(630円)」

めずらしいイベリコ料理が驚きの価格!「イベリコ豚肩ロースの串焼き(630円)」

恵比寿18番
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-3-13 山燃ビル1F
TEL:03-3794-1894
営業時間:18:00~翌5:00、土・日・祝17:00~翌5:00
定休日:なし
地図:Yahoo!地図情報
最寄駅:JR山手線「恵比寿」駅より徒歩3分

3軒目. 老舗を受け継いだ本格派「バル・ペピート」

恵比寿で20年続いた老舗スペインバル「ティオ・ダンジョウ」を受け継ぎ、新たにオープンしたスペインバル「バル・ペピート」。気軽に立ち寄れるスタンディングスタイル、クラシカルな店構え、料理は日本人向けのアレンジせず、全て本場スペインの味を再現。タペオのラストは、スペイン業界の人たちもプライベートで通う本格派バルで、スペイン気分を存分に堪能しましょう!
スペイン業界の人たちも通う本格派スペインバル

スペイン業界の人たちも通う本格派スペインバル

はずせない1品!ペピートの自家製チストラ(800円)

美食の街バスクの伝統料理「チストラ」。パリっとした食感と食べごたえ、上品な風味、噛むほどに広がる熟成された旨みが美食の世界へ誘います。旨みがたっぷり染み込んだオイルをパンでぬぐっていただけば、何とも言えぬ極上の美味しさ。テンプラニーリョやグルナッシュなど、スペインのクラシカルな赤ワインと一緒に。その日その日のグラスワインに妥協がないのも、バル・ペピートの魅力です。
熟成された旨みに思わず顔もゆるむ「自家製バスク風ソーセージundefinedチストラ(800円)」

熟成された旨みに思わず顔もゆるむ「自家製バスク風ソーセージ チストラ(800円)」

バル・ペピート
住所:東京都渋谷区恵比寿1丁目12-5・1F
TEL:03-6277-4114
営業時間:月~金17:00~24:00(L.O. 23:00)、土14:00~24:00(L.O. 23:00)
定休日:日曜・祝日
地図:Yahoo!地図情報
最寄駅:JR山手線「恵比寿」駅より徒歩3分
関連記事:恵比寿の人気スペインバルは老舗を受け継いだ本格派!

ほどほど感の恵比寿なら女子のタペオにも安心!

私がこの3軒をタペオしたのは、1軒あたり1時間でトータル3時間とちょっと。各店のはずせない1品にプラス1品とお酒1杯をオーダーして、女性2人で1人3500円ほどでした。休前日の恵比寿の夜、満席で入店できないお店も多い中、この3軒は多少混雑していてもスタンディングちょい呑みに笑顔で対応してくれました。スタイリッシュで清潔感もあるけど、オシャレすぎないカジュアルさが居心地よいですよ!

<あわせて読みたい関連記事>
人気のスペインバルを120%楽しむ方法
はずせない!スペインバルで食べるべき「タパス10選」
ワインにも合う!絶品スイーツのスペイン料理店8選
居酒屋ホッピング! 嫌われないハシゴ酒のススメ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます