20ケ国で250店舗以上を展開する、ピンチョスの「リザラン」が初上陸

スペインで1988年に創業された、ピンチョスがメインのスペインバル「LIZARRAN」。フランス、ポルトガル、ロシア、メキシコ、中国など20ヶ国で250店舗以上を展開。日本では2014年10月に初出店となった。赤坂見附駅11番出口のエレベーターから地上に出るとすぐ目の前、外堀通りに面した目を惹く佇まい。店頭にはピンチョスの模型が飾られ、何の店か一目でわかるのも好印象だ。
大通りに面した入り口は、黒と白のオシャレな造りに目を惹く。

大通りに面した入り口は、黒と白のオシャレな造りに目を惹く。

スペインバルと言えばタパスというイメージだが、ピンチョスはどう違うの?と思う方も多いだろう。タパスとは、オリーブ、生ハム、オムレツというように1品を小皿に盛った物。一方ピンチョスは、例えて言うならオリーブ・生ハム・オムレツを小さくカットし、楊枝に刺してひと口で食べられるようにした物。口の中で調和させて組合せの妙を味わう、小さな世界観を持った料理と言えるだろう。
店内はスペイン式のカジュアルでフレンドリーな雰囲気。

店内はスペイン式のカジュアルでフレンドリーな雰囲気。

リザランはこのピンチョスをメインに取り揃えたスペインバル。明るく広々とした店内には、中央にカウンターキッチンと長いピンチョスケース。あたたかみのある照明、ポップでカジュアルなインテリア、全てがスペイン本店と同じ造りになっている。ピンチョスケースには日替わりのピンチョス9~10種類がずらりと並び、平日の夜は会社帰りのOLやサラリーマンで賑わっている。
ピンチョスはケースから自由に取り出すセルフスタイル。

ピンチョスはケースから自由に取り出すセルフスタイル。

「家でくつろいでる時のように」がコンセプトのリザラン、オーダーも会計も独創的なスタイルだ。カウンター前のピンチョスケースに並ぶピンチョスは、好きな物を選んで自由に取り出して良いセルフスタイル。ピンチョスは短い串が刺さっている物は220円、長い串が刺さっている物は280円。いろんな物をちょっとずつ、自分のペースで追加できる気楽さ、写真ではなく実物を見ながら選べるのも嬉しい。
会計は食べ終わった串をカウントするスペインスタイル。

会計は食べ終わった串をカウントするスペインスタイル。

ちなみにこの串、具材をまとめる、一目で価格がわかるようにする、これ意外にもう1つ重要な役割がある。お会計はこの串の数で計算するのだ。食べ終わった串は折ったりせず、テーブルに置いてある会計プレートへまとめておこう。

こだわりのクラフトビールも見逃せない!

スペインバルではワインが主役になることが多いが、リザランでは是非ビールに注目していただきたい。目玉はピンチョスに合うビールをコンセプトに作ったオリジナルビール「リザランドラフト」。フルーティーで香り高く、爽やかで飲み飽きない味わい。夏はスッキリ、冬は甘みとアルコールを高めに調整するこだわりだ。
こだわりのクラフトビールは6種類。

こだわりのクラフトビールは6種類。

リザランのビールは全部で6種類。鮮烈な苦みと華やかな香りの「アウグスIPA」、爽やかな酸味と甘みの「アウグスホワイト」など、他ではなかなか飲めないクラフトビールが揃う。スペインを代表する五つ星ビール「Mahou(マオウ)」の生ビールを飲めるのも、日本ではまだまだ珍しい。ピンチョスの専門店だけど、ビールを飲む為に出かけるのも悪くない。

まるで宝石箱!彩鮮やかなピンチョスにうっとり

リザランのピンチョスは、スライスしたパンにのせるバスクスタイル。トッピング以上に重要な役割を担っているのパンは、スペインから輸入したものをお店で焼き上げている。スペインのパンはフランスパンと比べ、気泡が少なく密度が高い為、水分の多い具材を乗せてもパンが受け止めてくれる。また、パンと具材がマッチし、一緒にかみ切れるような堅さに計算されている。
人気のピンチョスTOP3「ピキージョ・生ハムチャカ・カニチャカ」

人気のピンチョスTOP3「ピキージョ・生ハムチャカ・カニチャカ」

トッピングのバリエーションは100種類以上あり、週替わりでラインナップが変わる。女性に1番人気は「ピキージョのピンチョス(280円・写真左)」。柔らかなパプリカに、相性抜群のポテトサラダがギッシリ詰まっている。男性に1番人気は「生ハムチャカのピンチョス(280円・写真右)」。刻んだスペイン産生ハムを山盛りにしたインパクトのあるピンチョス。濃厚な味わいでビールのお供にピッタリだ。もう1つ人気なのが「カニチャカのピンチョス(220円・写真中央)」。カニカマに青唐辛子の酢漬けをトッピング。スペインでも人気だが、日本人の嗜好にも合う懐かしい味わいだ。
店舗マネージャー佐川さん。ベルの合図とともに出来立てピンチョスを運んでくれる。

店舗マネージャー佐川さん。ベルの合図とともに出来立てピンチョスを運んでくれる。

ピンチョスケースに並んでいるのは全てフリオピンチョス(冷製ピンチョス)だが、これとは別に温かいピンチョスもある。店内に「カランカラン」とベルが響くと、店員さんができたてアツアツのピンチョスをトレーにのせて巡回してくれる。席を立たなくてもOK。何ができたんだろう♪と、ワクワクしながら席で待っていれば良いのだ。
人気のホットピンチョス「イカのフリット・エビのブロチェッタ」

人気のホットピンチョス「イカのフリット・エビのブロチェッタ」

この日のピンチョスは、ミニサイズのチーズバーガー、ポークソテーのバジルソース、イカのフリットなど。エビのブロチェッタ(串焼き)にはコクのあるソースがかかっていて、コース料理に出てくる一品のような風格だ。冷たいピンチョスも美味しいが、やはりクラフトビールにはアツアツのピンチョスがよく合う。
タコのガリシア風、ガリシア豚とポテトのブルーチーズソース。

タコのガリシア風、ガリシア豚とポテトのブルーチーズソース。

パンでおなかがふくれてしまったら、1品メニューもオーダーできる。人気のタパスは「タコのガリシア風(写真奥・ハーフサイズ550円)」「ガリシア豚とポテトのブルーチーズソース(写真手前・ハーフサイズ550円)」。他に、ハモンセラーノ(生ハム)のコロッケ390円、海老のアヒージョ640円、モツとひよこ豆のトマト煮込み640円、生ハムとチーズの盛合せ890円など、ラインナップも豊富で飽きさせない。
メンブリージョのピンチョス、ナッツのタルト。

メンブリージョのピンチョス、ナッツのタルト。

デザートピンチョスもクオリティーが高い。特にオススメしたいのが「メンブリージョのピンチョス」。メンブリージョとは、スペインではチーズに添えられることの多いカリンのゼリー。これをクリームチーズと合せ、甘酸っぱいバルサミコソースをかけた甘さ控えめのスイーツ。ナッツがぎっしり詰まったタルト、カボチャのプリンなど全て280円で楽しめる。コーヒー・紅茶(200円~)と一緒に、カフェ休憩や打合せ使いにもオススメだ。

ランチタイム(11:00~14:00)には、サラダやドリンクがセットになったランチメニューの他、全てのピンチョスが200円均一になる嬉しいサービスもある。また、ピンチョスケースに並んでいる物は店内と同じ金額でテイクアウトもできる。私も試しにお持ち帰りしてみたが、4時間経過しても変わらず美味しくいただけた。ちょっとした手土産や差し入れ、ホームパーティーでも活躍してくれそうだ。

SHOP DATA

ピンチョス・タパスのスペインバル「Lizarran(リザラン)」
住所:東京都港区赤坂3-2-6 赤坂光映ビル1F
TEL:03-5572-7303
営業時間:平日8:00~23:00(L.O.22:30)、土・日・祝日11:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:なし
地図:Yahoo!地図情報
最寄駅:丸ノ内線・銀座線「赤坂見附」駅より徒歩1分、半蔵門線・南北線「永田町」駅より徒歩6分
オフィシャルサイト
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