瀬戸内寂聴とニコラス・スパークス、日米恋愛大家が登場
『花芯』(2016年8月6日公開)親が決めた許嫁・雨宮(林遣都)と結婚し、子供をもうけても、夫に対して冷めた感情しかない園子(村川絵梨)が、京都へ転居した際に出会った男(安藤政信)に恋い焦がれるようになり、恋愛を深く追求していく物語。
瀬戸内寂聴の原作を映画化した本作は、結婚=恋愛なのか、愛情と恋愛はどう違うのか……という男女の恋愛観の差や恋と愛の本質を突いたラブストーリーであり、ひとりの女性の生き方を描いた作品。恋愛とは何かを探っていく園子の生き方が見物です。(公式サイト)
監督:安藤尋 出演:村川絵梨、林遣都、安藤政信
『きみがくれた物語』(2016年8月13日公開)
第一印象は最悪だったトラヴィス(ベンジャミン・ウォーカー)とギャビー(テリーサ・パーマー)ですが、いつしか惹かれあい忘れられない存在になります。でも思いがけない出来事が二人を襲い……。
『きみに読む物語』のニコラス・スパークス原作の甘いラブストーリーです。少女漫画のような展開で、特に王子待ちの女性は、こんな風に求愛されたら、こんな風に守られたらとキュンキュンが止まりません!(公式サイト)
監督:ロス・カッツ 出演:ベンジャミン・ウォーカー、テリーサ・パーマー、アレクサンドラ・ダダリオほか
『ティエリー・トグルドーの憂鬱』(2016年8月27日公開)
1年半も失業中のティエリー(ヴァンサン・ランドン)が、家族を守るために研修を受けたり、数々の仕事にチャレンジしようとしたりしながらも、状況が変わらず苦悩……。社会問題にメスを入れた問題作。
フランスでは100万人動員の大ヒット作。日本でも失業は社会問題ですが、世界で同じようなことが起こっているのかと、この映画を見ると状況がよくわかります。やっと手に入れた仕事でストレスをためて神経をすり減らして……と問題山積みの主人公がどういう人生を選択していくのか。考えさせられる力作です。(公式サイト)
監督:ステファヌ・ブリゼ 出演:ヴァンサン・ランドン、カリーヌ・ドゥ・ミルベック、マチュー・シャレール
『ライト/オフ』(2016年8月27日公開)
レベッカ(テリーサ・パーマー)は、母と暮らす年の離れた弟(ガブリエル・ベイトマン)から電気を消すと誰かが来ると知らされます。彼女はその正体を突き止めようとしますが……。
動画サイトで1億5000万回も閲覧された恐怖映像を元に、『死霊館』シリーズのジェイムズ・ワンがプロデュースしたホラー映画。明るいと見えないけれど、スイッチオフにすると見える黒い影。その影が突然動き出すから「もうやめて~!」と叫びそうに。トラウマになるかも……。まさに猛暑向きなゾッとする映画です。(公式サイト)
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ 出演:テリーサ・パーマー、ガブリエル・ベイトマン、ビリー・バーク、マリア・ベロ
ジェニファー・ローレンスVSケイト・ブランシェットアカデミー賞対決!?
『X-MEN:アポカリプス』(2016年8月11日公開)眠り続けていた人類発のミュータント、アポカリプスが甦り、核兵器を作った人類に怒りを抱きます。世界を崩壊させて再構築を企むアポカリプス。彼らを止めるためにX-MENが結集するのです!
人気シリーズの最新作は映像の迫力がパワーアップ。世界がひっくり返りそうなヴィジュアルは『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』とガチ対決って感じですよ。
今回はミスティークがリーダー的な存在でたくましく、ジェニファー・ローレンスが『ハンガー・ゲーム』のカットニスのような活躍を見せてくれます!(公式サイト)
監督:ブライアン・シンガー 出演:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、オスカー・アイザック、ニコラス・ホルトほか
『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』
パリ郊外の貧困外の高校で、落ちこぼれクラスの担任になった先生(アリアンヌ・アスカリッド)が問題児たちを束ねて、彼らを全国歴史コンクールにエントリー。生徒たちは「アウシュビッツ」という難しいテーマをまとめあげることができるのか?
実話をベースにした物語で、教師と教育の本質を描きます。生徒をやる気にさせるには、辛抱強く付き合うこと、また必ずできると信じさせることなのです。
つめこみ教育では決して得られない歴史への真の理解を深めた生徒たち。問題児だろうが、優等生だろうが、みんな学ぶことの楽しさに気付けば未来が開けるという、希望に満ちた傑作です!(公式サイト)
監督:マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール 出演:アリアンヌ・アスカリッド、アーメド・ドラメほか
『ニュースの真相』(2016年8月5日公開)
ジョージ・W・ブッシュの再選を前に、彼の軍歴をめぐる報道のミスで降板させられたアンカーマンのダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)とプロデューサーのメアリー(ケイト・ブランシェット)。二人が疑惑に対して闘う姿を描いた社会派ドラマ。
ジャーナリストは常に真実を追求すべきですが、間違えることもあります。でもそれが国を動かすスクープだったら取り返しのつかないことに……。ネタの裏を取ること、確実性を追求することは重要ですが、やったつもりでも穴があることもあるわけです。マスコミの人が見るとヒヤっとしつつも、襟を正したくなるし、視聴者はニュースの裏側を垣間見られる面白さがある映画です。(公式サイト)
監督:ジェームズ・ヴァンダービルト 出演:ケイト・ブランシェット、ロバート・レッドフォード、トファー・グレイス、エリザベス・モスほか
幽霊と動物と野生の少年がスクリーンで大暴れ!
『ゴーストバスターズ』(2016年8月19日公開)素粒子物理学者エリン(クリステン・ウィグ)は心霊現象を科学的に証明しようとしていたけれど、研究費を打ち切られてしまい、彼女は仲間を募って、ニューヨークの幽霊たちを退治するチームを組むことに。
1984年に大ヒットした『ゴーストバスターズ』が甦りました。前作を知らなくても大丈夫です、続編ではなくリメイクなので。主人公を女性に変えて、幽霊退治を繰り広げるコメディとアクションと心霊現象がいっぱいのオカルトエンタティメント。怖くはありませんから、ホラーが苦手な人でも無問題ですよ!(公式サイト)
監督:ポール・フェイグ 出演:クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワースほか
『ペット』(2016年8月12日公開)
大好きな飼い主ケイティがいない間、マックスは行方不明に! 幸福な毎日はどうなっちゃうの?という動物たちを描いた、かわいくて楽しいアニメ最新作です。
飼い主がいない間のペットたちの行動と交流という物語は『トイ・ストーリー』のペット版?という印象だけど、動物たちの動きや個性に合わせた描写は楽しく、こんなことあってもいいかもと思ったりして。
同時上映の短編は人気キャラのミニオン達が登場する『ミニオンズ:アルバイト大作戦』。ミニオンズがどんなバイトするのかお楽しみに!(公式サイト)
監督:クリス・ルノー、ヤーロウ・チェイニー 声の出演:ルイス・C・K、エリック・ストーンストリート、ケヴィン・ハート、スティーヴ・クーガン
『ジャングル・ブック』(2016年8月11日公開)
ジャングルで黒ヒョウに育てられた人間の子供モーグリ(ニール・セディ)。動物たちに大切にされて元気に育ったモーグリですが、人間を憎むトラのシア・カーンに出会ってしまうのです。
野生の動物に育てられても体は人間。モーグリはシア・カーンに出会って、人間である自分とは何か、憎まれているのはなぜか、動物と人間は共存できないのか……と壁にぶつかります。動物がすべてモーグリの味方ではないわけで、その闘いはこの映画のアクションに繋がり、後半のスリルは手に汗握る!
モーグリ役ニール以外、動物はすべてCG(クォリティ高い!)、しかもニールは演技未経験のシロウトの少年というのが凄い。ディズニーの大作なのに、このような前代未聞のチャレンジができたのは『アイアンマン』で大成功したジョン・ファヴロー監督だからこそでしょう。(公式サイト)
監督:ジョン・ファヴロー 出演:ニール・セティ(声の出演)ビル・マーレイ、ベン・キングズレー、イドリス・エルバ、ルピタ・ニョンゴ、スカーレット・ヨハンソンほか
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