建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

おおらかに家族を包む多角形の家[上目黒T邸](2ページ目)

斜線規制等の法規制をクリアし、2階に極力広いリビングダイニングの空間をとれるようにと考えられた鉄骨造の家です。スキップフロアにより、3層に積み重なる空間を広く感じさせながら、同時に家族どうしが互いの気配を感じられる家になっています。

執筆者:川畑 博哉

吹抜けのリビングと緑を眺めるバルコニー


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居間
鉄製の軽やかな階段が横に伸びて腰掛けになっている。横に長く伸びる集成材のカウンターは、踊り場であり机としても使う。窓の奥はバルコニー。
居間
バルコニーからLDKの吹抜けを見る。鉄製の階段を上がりきると子供部屋にたどりつく。梯子を上がるとロフトになっている。
居間
LDKの西側を見る。斜線規制により大きな壁が傾いている。フローリングの床は床暖房入り。
写真は全て鳥村鋼一


洗面室から鉄製の階段を上がると、吹抜けになった大きなLDKになっています。天井高は最も高い所で4.8m。吹き抜けの上は子供部屋で、フロアの吹き抜けに面して板が立てられたデスクスペースになっています。部屋は閉じられていないので、リビングから子供の気配を伺うことができるのです。

リビングから南側のテラスにも段差が付けられています。これにより視線が上の方へと誘われて窓からはご近所の緑が目に飛び込んできます。


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