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ピラニア・ナッテリー

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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ピラニア・ナッテリー
画像:長谷川秀樹

ピラニア・ナッテリー

学 名:Pygocentrus nattereri(Kner,1858)
通称名
英 名:Red piranha
分 布:南米 アマゾン川流域、
サイズ:30cm以上
Temp :23-27℃
pH  :5.5-7.5

東南アジアで養殖された個体が廉価に流通する、古くから知られる最もポピュラーなピラニア。見かけるのは、体側に黒いスポットのある2、3cmの幼魚(養殖モノ)が大半だが、ごく少数現地で採集された若魚~成魚も流通する。

大きさ的な違いもあるので一概には比較できないが、後者の方が高価で、また赤の色彩がより強く出ている個体が多い。

同種間に限っては協調性があり、複数匹を混泳させても比較的問題がおき難い。ピラニアの仲間では、稀なことだ。ただし、他の魚との混泳は不可。同種間でも大きさに開きがあったり、弱った個体などはあっけなく襲われてしまう。

その反面、非常に繊細で神経質な面もある。人影や音、振動に対して極端に怯え、よくパニックになりガラス面に下顎をぶつけたりする。出来るだけ、静かな環境を用意すると良いだろう。

とは言え、その鋭い歯と強靭な顎の力は、まさに凶器。不用意に飼育層に手を入れたりしないこと。メンテナンスの時には、細心の注意を払いたい。

飼育そのものは、とても簡単。劣悪な環境にもよく耐えるが、生きた小魚などを与えることが大半だろうから、水の劣化が顕著。鋭い歯で、獲物を食いちぎるように食べるため、給仕毎に水が汚れる。数ランク上の、能力の高いろ過設備を設け、更に頻繁な換水によって水質の悪化を防ぎたい。水の汚れは、観賞価値が下がるばかりか、成長の障害にもなる。慣れれば人口飼料にも餌付くので、レパートリーを増やす目的でも、幾つか与えると良いだろう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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