2016年4月からついに始まった、電力自由化。巷では様々な電気会社が、多種多様なプランを出していますが、正直、どれを選べばよいのか、多すぎて決めかねている方も多いのでは?そこで今回は、ガイドが「そもそもエコな電力とは」という疑問から、ガイド注目の環境に優しい(できればお財布にも優しい)電 気会社のプランまで、たっぷりとご紹介します。


エコな電気とは?

ガイドが「エコな電気を選びたい」と思ったときに、最初に突き当たった疑問、それは、そもそもエコな電気とはどんなものなのか。

そこで、電気の材料や、様々な団体の調査結果や主張を検討し、下記のポイントを重視して、エコな電気と言えるかどうか、決めることにしました。

□情報公開しているか
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電力会社の比較の他にQ&Aや最新情報もあり、読みごたえがあります。

まずは検討中の電力会社が、電気の材料の比率を公開しているかどうかを調べます。

各社のウェブサイトを見るのはもちろん、グリーンピースが作成した『電力会社クリーン乗り換えガイド』は、各社の比率がまとめてあるので参考にできます(閲覧にはサイト上での署名が必要)。

電気の材料のことが書いていなければ、エコな材料からできた電気かどうか分かりません。検討対象から外しましょう。


□電気の材料
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再生可能エネルギーの使用比率もチェックしましょう。

再生可能エネルギーの使用比率もチェックしましょう。電気の材料が書かれていたら、それが再生可能エネルギーなのかどうか、全体の比率と共に調べます。

再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、水力、バイオマス、地熱など、自然の力でつくる電気のことです。自然の力で作られるエネルギーは、一度使っても比較的短い期間で再生可能で、資源が枯渇しないので、環境への負担を最小限にできます。

これに対し、石油や石炭などを使った発電は、資源がいずれは枯渇することに加え、発電の際に温室効果ガスを出すので、地球温暖化を促進してしまいます。エコな電気を使いたい場合は、再生可能エネルギー比率が高い電力プランにしましょう。


□その会社の目標

ウェブサイトなどで、その会社の目標を確認します。たいていの場合、会社概要、ミッション、CSRなどのページにエコ関係の目標が書かれています。

再生可能エネルギーの比率を高めたい、サステナブルな社会を実現したい、など地球温暖化を食い止める目標を、できれば数値などできっちり出している会社を選びましょう。そうした目標を持つ会社を応援することで、少しでも環境に優しい社会を実現できます。


□親会社、子会社もチェック

電力会社は、親会社、子会社に石油・石炭会社が入っている場合もあります。その場合、間接的に温暖化に加担してしまう可能性もあるので、注意しましょう。

次に、ガイドが注目しているエコな電力会社をご紹介します。


ガイド注目の電力会社4社

次に、ガイドが注目しているエコな電力プランを4つ、紹介します。
※お住まいの場所によって契約できないプランがあります。ご了承ください。

ソフトバンクFITでんきプラン(再生可能エネルギー)
対象地域:東京電力エリア、北海道電力エリア
■エコ電気チェックシート
情報公開の有無:◯
主な電気の材料:FIT電気
会社の目標:自然エネルギーの普及・拡大

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プランの説明のウェブサイト。分かりやすく書かれています。

ソフトバンクは「エネルギー問題を日本全体の課題と捉え、安心・安全な自然エネルギーの普及・拡大を図ることが解決策の一つである」との考えを、自社ウェ ブサイトで明記しています。そして、そうした考えに基づき、自社の電気プランの1つとして、FIT電気プランを提供しています。


FIT電気とは、2012年から日本政府が実施している固定価格買い取り制度(FIT=Feed-in Tariff 制度)によって交付金を受けた再生可能エネルギー源による電気のことです。

FITでんきプランでは、文字通り、この再生可能エネルギーをもとにしたFIT電気の比率が高く、全体の60%をFIT電気にしています。ソフトバンクの携帯とセットにすることで割引などが受けられるので、ソフトバンクの携帯を使っている方には、特にお得なプランです。


水戸電力】 
対象地域:東京電力エリア
■エコ電気チェックシート
情報公開の有無:◯
主な電気の材料:FIT木質バイオマス、FIT太陽光
会社の目標:電気の地産地消

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ウェブサイトからも、会社の熱い想いが伝わってきます。

水戸電力は、エネルギーをかしこく使うスマートシティー構想の実現を目指している企業の子会社と、サッカーチームの水戸ホーリーホックが共同で設立した会社です。茨城県の周辺の電気を使った、電気の地産地消を目指しています。(現在は、東京電力からの常時バックアップや卸電力取引市場からの一部供給も利 用。)

一番の魅力は、自然エネルギー比率がかなり高い点。ウェブサイト「【パワーシフト】デンキを選べば社会が変わる!」によると、2016年3月時点の割合が、FIT木質バイオマス(60%)、FIT太陽光(20%)、常時バックアップ(20%)です。地域活性化にも貢献できるので、今後も注目したい企業です。


みんな電力
対象地域:東京電力エリア
■エコ電気チェックシート
情報公開の有無:◯
主な電気の材料:再生可能エネルギー
会社の目標:顔の見える電力供給

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野菜や果物のように、誰が作ったか分かる電力を使えるのは、安心感があります。

顔の見える電力供給を目指している電力会社です。みんな電力が厳選した、こだわりを持った発電所を自分で選んで契約できるのが最大の特徴です。目標は「おじいちゃん、おばあちゃん、ギャルも、ちびっ子も、そして地域も、みんなが繋がり、電力を創り、財を得られる」仕組みづくりや、私たちが電力を選べる仕組みづくり。斬新な発想が面白い、今後の展開が楽しみな企業です。(電気プランの詳細はこちらです。)


じぶん電力
対象地域:宮城県・福島県・関東地域・中部地域・関西地域・中四国地域・
九州地域
■エコ電気チェックシート
情報公開の有無:◯
主な電気の材料:自宅の太陽光パネル
会社の目標:太陽光発電の普及促進

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戸建てで太陽光パネルの取り付けを考えているなら、ぜひこちらの電力プランも選択肢に入れてみては?

戸建てで太陽光パネルの取り付けを考えているなら、ぜひこちらの電力プランも選択肢に入れてみては?

戸建ての持ち家でなければできないのですが、太陽光パネルを買うことなく(パネルの初期設置費用0円で)じぶん電力から借り、そのパネルから直接電気を使える仕組みを提供しています。

なお、発電していない時間帯は、日本エコシステムが仕入れる株式会社エネットの電気を送配電網(電線)から供給されます。


【おまけ:自分で電気を作り、使ってみる】
最後に、おまけです。できる範囲から、自分で電気を作ってみるのも手です。

例えば、藤野電力では、定期的に自分でパネルを作るミニ太陽光発電システム組立てワークショップを実施しています。

・また、アマゾンなどのウェブショップでも比較的購入しやすい価格のソーラーパネルを売っているので、利用しながら、仕組みを学ぶのも手です。


安さだけでなく、未来につながる電力を選ぼう!

電力自由化で、一気に選択肢が広がりました。せっかくなので「安さ」だけでなく、地球、そして自分たちの未来につながる電気を選びましょう。

【参考サイト】
エネチェンジ電力比較
Energy Revolution Japan(グリーンピース)
【パワーシフト】デンキを選べば社会が変わる!