ベタ・スプレンデンス（ワイルド）

ベタ・スプレンデンス

学　名：Betta splendens Regan,1910
通称名：
英　名：
分　布：タイ―メコン川流域
サイズ：6.5cm　TL
Temp　：24－30℃
pH　　：6.0－7.0

スプレンデンスグループの代表種で、一般的に広く知られている改良ベタ（ショーベタ、トラディッショナルベタ、プラガット）の元になったとされる原種ベタ。改良に使われたとされる本種の分布域では、環境破壊や他種との交雑により、純粋な本種がみられることはなくなった。名前はよく知られているが、本物の本種をみる機会はそれ程多くない。

写真の個体は、ベタ専門店によりタイ最北端の県チェンライから採集されたもの。鰓ぶたの2本の赤いラインが、その他のスプレンデンスグループにはみられない、本種の特徴だそうだ。

飼育は容易で、弱酸性のこなれた清浄な飼育水を用い、冷凍赤虫やイトミミズ、ミジンコ、ブラインシュリンプなどをバランスよく与えたい。適切な飼育ができれば、繁殖は容易な部類に入る。30cm水槽程度からペアで飼育するとよいだろう。

改良種よりは劣るが、雄同士では激しく闘争するため、複数匹での飼育は不可能。