パズドラによって露わになったガチャ自主規制の脆弱さ
パズドラと言えば業界を代表するタイトルであり、大きな影響力があります
【関連サイト】
ランダム型アイテム提供方式を利用したアイテム販売における表示および運営ガイドライン(PDF)
本来であれば、自主規制にメーカーが対応することによって、ゲーム業界の健全化が進む、という話なんですが、どうも今回のパズドラの対応は、健全化というよりも、JOGAの定める自主規制が穴のある、実質的に無意味であることを浮き彫りとさせるような内容でした。
メーカーが、いくつかの中から規制する基準を選ぶ
ユーザーを混乱させて課金を誘引させたりすることのないように、規制が設けられました
パズドラが採用している方式を引用すると「a. いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額(その設定された提供割合から期待値として算定される金額をいう)の上限は、有料ガチャ1回あたりの課金額の 100 倍以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額または倍率を表示する。」となっています。
つまり、ガチャレアアイテムを手に入れられる確率が1%以下なら、手に入れるために必要と考えられる推定金額か、もしくは単純にその確率を表示してくださいね、というものです。
しかしこれには、大きな穴がありました。問題なのは「いずれかのガチャレアアイテム」という表現です。