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相手の持ち物を褒める! 初対面で好かれる話し方

好印象を抱かせるための「初対面での会話術」は、「心の向き」を変えることから始まります。相手の持ち物を褒めるなど、相手に興味を持ち、あるポイントを話題にすることが、まわりまわってあなたの自己アピールにつながります。

吉井 奈々

執筆者:吉井 奈々

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相手の持ち物を褒めることで、初対面で好感を持ってもらう!

相手の持ち物を褒める

自己アピールは完璧! と思っているあなたほどキケンかもしれません!?

「気になる人と今日初めて話ができそう」
「このチャンスを絶対にモノにしたい?!」
――そんな時、あなたなら相手とどんな会話をしますか?

初めて話をするときの対応を間違えてしまうと、知らぬ間に“イタイ女、地雷女”になってしまう可能性があります。

自分のことを知らない相手、初対面の相手に好感を持ってもらえる会話方法を身につけましょう。
 
<目次>
 

「いきなり自己アピール」はちょっと待って!

初対面

肉食アピールが引かれているのではなく、相手の心を見ていないから好かれないのかも。

「仲良くなりたい!」と思っていた人と、話ができるチャンス到来!

そんなときには勢いにまかせて、「私、〇〇って言いま~す! 趣味は○○で、休みの日は○○して過ごしてます! あと、将来の夢は〇〇で……」などなど、相手に自分のことを知って欲しくて、自己アピールのマシンガントークをしてしまうのが女子というもの、ですよね。

でも、相手の心の壁が外れてからでないと、どれだけあなたが頑張って自分アピールをしても「えっ、何この人……」と引かれるだけ! あなたの魅力は相手には伝わりません。

しかも、相手のことを深く知らないうちに自己アピールをしてしまうことで、「この人って、誰にでも同じように“ゴマすり”しているのかな」と、ただの好意の安売りだと勘違いされることもあります。
 

大切なのは「相手に心を傾けること」

では、どのような対応をしていけばいいのでしょうか。それはまず「相手に心を傾けること」から始めましょう。

自分の事を知って欲しいという気持ちは、「自分」に「心の矢印」が向いています。その矢印を「相手」に向けて欲しいのです。つまり、「自分を知って!」ではなく「あなたに興味があります!」に変えていきましょう。

人は、恋愛しようが結婚しようが、結局は自分のことに一番興味があるし、誰だって自分のことを知ってほしいのです。だから、自分に興味を持ってくれる相手に好感を持ち、感情が動き、心が動くんです。

仲良くなりたい、近づきたいと思ったら、自分の気持ちをグッと抑えて、相手の立場に立ちましょう。つまり、相手に興味を持つこと、相手を知ることからはじめてみましょう。
 

相手との「共通点」をさがす

初対面

共通点が見つかるとイッキに打ち解けたりするものです。

相手に興味を持ったら、相手と自分との共通点をさがしてみましょう。人には、自分との共通点が多い相手ほど、仲良くなりやすいというルールがあるのです。

たとえば、同じ年代、同じ家族構成、同じ学校出身、同じ仕事、同じスポーツが好き、趣味やファッションなど……、そういう共通点が多ければ多いほど、相手に親近感を覚えていきます。

小さい共通点の積み重ねにより、「この人と居るとなんだか居心地がいいな」とか「なんだか馬が合うな」という感情を生み出していきます。
 

相手の「こだわりポイント」を探して褒める

さらに、相手の「こだわりポイント」を探して会話の種にしましょう。

こだわりポイントを探すコツとしては、相手が「自分で選んだもの」を褒めるということ。つまり、相手が「持って生まれたものではないもの」を褒めることによって、相手のセンスや人となりを聞き出す方法です。

たとえば、顔がいい、スタイルがいいというのは生まれつき備わっているものですよね。この部分を褒められても、会話が盛り上がりにくいんです。

男性の場合はとくにうれしくないと思われることも多いですし、女性の場合も、「すごく美人だね!」と言われたところで、内心はうれしくても、「いえ、そんなことないですよ」で会話が終わってしまいがちではないでしょうか。

では、なにをきっかけにするのがいいのでしょうか?
 

持ち物を褒めて会話の種にする

ビジネスの場でも、名刺入れや名刺のデザインを褒め合う“世間話”はよくあること。

ビジネスの場でも、名刺入れや名刺のデザインを褒め合う“世間話”はよくあること。

ずばり、初対面の「会話の種」として最適なのは、身に着けている持ち物です。たまたま今日着ている服、いつも持っている古い財布、新調したスマホカバー……なんでもいいので、「これ、オシャレですね」と言ってみましょう。

相手の持ち物は、買うとき使うときに数ある中から、彼が自分自身で選択して選び出したものが多いはずです。それにより、「俺のことをよく見てくれているな」という印象を残すことができる上、「いつ、どこで、なぜ買った。どこが気に入った」など、相手が話しやすく、相手が心地よい会話をスタートできます。

身に着けて目の前にあるものなら、パッと感覚的に共感できて、初対面でも白々しくならず無理がないので、初めて話をする時の会話にはピッタリです。

しかも、相手のパーソナルな部分に入りすぎないので身構えることなく話すことができ、心のバリアが外れやすいのもポイント。話が盛り上がれば自然と、相手の趣味・趣向、休みの日の過ごし方や遊びに行く街などの話に進みやすいですよね。
 

自己アピールしないことがアピールになる理由

自分のアピールをせずに、相手に興味をもって、相手のこだわりポイントをさがして相手を褒めるような会話をする――これって、若い女性たちは、なんだかすごく遠回りをしているような気がする……と思うかもしれませんね。

「早く私のことを知って欲しいのに……こんな会話をしている場合なのかしら」とジレンマに襲われたり、「もっと自己アピールして、あなたが好きだと伝えたい!」という気持ちからモヤモヤしてしまうかもしれません。

でも、その気持ちをグッと抑えて相手に興味を持って接することが、相手から好感を持たれる一番の近道になるんです。相手に心を傾けることができるということは、それだけでとても魅力的なことなんですよ。あなたの魅力はゆっくりと伝えていきましょうね。

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