ヤマトヌマエビ学 名:Caridina multidentata |
雑食性で、藻類や水草の柔らかい部分、動植物の死骸、人口飼料と何でも口にする。やや獰猛な面もあるが、生きている魚を襲うことは稀。しかし、弱った魚を集団で襲ったりすることはある。 水草水槽のコケの除去や予防が目的で飼育されることが多いが、水草の種類に拠っては食害される。トニナの仲間、オテリア、レッドレインキーといった、葉の柔らかな種類は積極的に食べてしまう。そういった水草が入った水槽では、より小型のミナミヌマエビなどで対応するとよい。 水槽内でも頻繁に抱卵するが、通常卵が孵ることはない。自然では、孵化後いったん海に降り、幼生は河口域で成長する。繁殖を狙うのであれば、その環境を再現する必要がある。具体的には、塩分濃度を段階的に調整するため、少々手間がかかり敷居も高い。 飼育そのものは非常に簡単で、飼育水が古くなり過ぎないように、定期的な換水を欠かさないようにする。と、エンゼルフィッシュなどのシクリッドの仲間は、エビの仲間が好物なので、そういった魚とは一緒にしないようにする。 |
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。