宇宙の神羅万象は陰と陽、5つの元素で説明できる。体臭もまたしかり!

生臭い体臭の原因は?

生臭い体臭の原因は?


「気になる体臭と宇宙がつながっている」と言ったら、冗談のように聞こえますが、実はある意味深く関わっているのです。

私たちが明治時代以降に受けてきた近現代教育は、西洋哲学に基づいたものです。しかし、私たちの身の周りを見ると、漢方理論をはじめ、東洋哲学の名残を見る事ができます。

例えば、私たちは曜日に日月火水木金土を使いますし、同時に太陽系の星々の 名前にもなっています。これは東洋哲学的な宇宙観が陰陽五行説という理論体系を基に構築されているためです。つまり宇宙は陰(月)と陽(日)という二つの世界と、木(樹木)、火(炎)、土(土壌)、金(金属)、水(水分)という五つの元素で構成され、それが循環的な相互関係を持ちながら運行していると考えられているのです。

漢方理論的に見る5種類のニオイ体臭とは?

alt=

森羅万象は5行の5元素に対応

さて冒頭のニオイと宇宙の関係ですが、東洋哲学的な宇宙観では、神羅万象はこの五行(木火土金水)の5元素と対応し分類できると考えられています。

つまり漢方理論では、体臭にも木火土金水に対応した、少なくとも5種類のニオイがあり、その発生原因・対策法も解明されています。

別記事で脂臭い身体のニオイは陰陽五行の「木」に、焦げ臭いようなニオイは「火」に、甘ったるいニオイは「土」に対応していることを説明しました。今回は生臭いニオイが「金」に対応するということと、それらのニオイが発生するメカニズムとその対策法について、漢方理論的アプローチで解説していきます。

生臭い体臭は何故発生するのか?

漢方理論では身体に関する全てを木火土金水の五行に分類しますが、五臓六腑も五行に分類されます。肺や大腸は「金」に分類されます。体や口から生臭いニオイがするときは、肺や大腸に何らかのトラブルがあるとされています。

生臭い体臭の原因はコレの食べすぎ?

alt=""

肉や乳製品が体臭の原因に

生臭い(乳臭い)ニオイの原因になりやすい食品としては乳製品、肉類の中でも 特に牛肉、魚などが挙げられます。これらに含まれるアミノ酸が、アミン類、インドール、スカトールなどの、生臭いニオイの原因物質になりやすいためです。これらの食品を食べ過ぎない限りは、また肺や大腸がしっかり働いていれば問題ないのですが、これらの臓器に何らかのトラブルがあるとニオイの原因となります。

生臭い体臭は、秋に注意が必要

alt=""

漢方理論の相生関係

漢方理論では季節も春、夏、秋、冬、土用の5要素に分類しています。土用は今ではうなぎを食べる夏の土用だけが有名ですが、実は四季それぞれに土用は存在します。

生臭いニオイは五行の「金」に対応する肺や大腸にトラブルがあると出やすいの ですが、五行の「金」に対応する季節である秋には肺や大腸の機能が低下しやすく、生臭いニオイが出やすいとされます。肺には空気を体に取り込むために、血管やリンパ管が集中していますし、大腸も食べた栄養を体に取り込むために、血管やリンパ管が集中しています。

上下水道に例えると、血管は上水道的、リンパ管は下水道的な働きを担っています。五行の「金」にあたる季節の秋には、この下水管であるリンパ管の機能が低下しやすく、下水が詰まった状態になり、生臭いニオイが発生しやすいのです。

こうなると汗にもいろいろな老廃物が出やすくなり、皮膚常在菌も活発になり、更に生臭いニオイを強烈なものにしてしまいます。五行説では様々な感情を5要素に分類していますが「金」である秋には「悲」つまり悲しみが対応するとされ、同じく「金」に対応している肺が弱ると悲しみが強くなるとされます。

秋が旬の食材が生臭いニオイを防ぐ

秋が旬の食材が生臭いニオイを防ぐ

秋が旬の食材が生臭いニオイを防ぐ

夏の熱い時期に活発に動いた代謝活動も秋風とともに低下していきます。気温が下がり血管もリンパ管も収縮し、汚れが詰まりやすくなるのもこの季節。特に詰まりの原因になりやすいのが脂です。同じ油脂でも植物性を「油」、動物性を「脂」と書きますが、温度が下がるとラードのように固形になるのが脂です。魚も動物も秋になると脂がのってきて美味しいのですが、食べ過ぎには注意しなければなりません。

この血管やリンパ管に詰まりやすい脂を上手く処理してくれるのも、秋の旬の野菜です。代表的なものは大根、玉ネギ、長ネギなどの色の白い野菜です。また、ショウガやトウガラシなどの辛味がある食品も、秋になると低下しがちな体温を上げ、発汗を促して老廃物を出しやすくしてくれます。他にも秋が旬の植物には、秋の体の状態を補正する様々な働きがあるとされます。

このほか五行の「金」に対応する味覚は「辛」なので、いろいろなスパイスや香辛料を料理に上手く使うのも対策の一つです。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。