ドイツ/ドイツのおすすめエリア

街が丸ごと中世のテーマパーク!ローテンブルクの魅力(2ページ目)

ドイツで人気ナンバーワンのロマンティック街道のなかでも「おとぎの国」として有名なローテンブルク。木組みの家が並ぶ城壁内は、街が丸ごと中世のテーマパークのよう。ここでは観光情報からお土産、おすすめレストランにホテルまで、ローテンブルクを満喫するための情報をたっぷりお届けします。

坪井 由美子

坪井 由美子

ドイツ ガイド

ドイツ在住ライター。ドイツ各地を取材で飛び回り、王道観光地から穴場のおもしろスポット、最新トレンドなどリアルなドイツを発信中。 ヨーロッパのカフェ&スイーツ、食文化にも精通しており、日本のメディアへの寄稿多数。

プロフィール詳細執筆記事一覧

絶好の撮影ポイント! プレーンライン

plonlein

ローテンブルクで一番有名な「絵になる場所」プレーンライン。激写する観光客がいっぱい

ローテンブルクはどこを歩いてもどこを見ても可愛い木組みの家だらけで、写真を撮るのがとても楽しい街です。なかでも最も絵になる風景として有名なのがプレーンライン(Plönlein)という小さな広場。二股に分かれた中央に建つ木組みの家と塔がおりなすこの風景、ガイドブックやポストカードで見たことがある人も多いのでは? カメラだけでなく、目にもしっかり焼き付けておきましょう。

城壁を歩いてみよう

jyouheki

旧市街をぐるりと取り囲む城壁を歩いて探検気分。違う角度から街を眺めてみましょう

ローテンブルクの旧市街は周りをぐるりと城壁に囲まれていますが、この城壁の大部分は屋根付きの通路になっていて自由に歩くことができます。美しい街並みを一望できるうえ、賑やかな通りを歩くだけでは見られない、人々のふだんの暮らしが垣間見られるかもしれません。城壁を歩いていると、壁に刻まれた名前に気が付きます。これは第二次世界大戦の再建に寄付してくれた人たちの名前。日本名も多くあるのでぜひ探してみてください。

聖ヤコブ教会

jakob

リーメンシュナイダー作「聖血の祭壇」は必見。中央の彫刻が「最後の晩餐」の場面

マルクト広場の裏手にある聖ヤコブ教会は、14世紀から15世紀にかけてゴシック様式で建てられたローテンブルクの主教会です。この教会の最大の見どころは、ローテンブルク出身の彫刻家リーメンシュナイダーの傑作といわれる「聖血の祭壇(Heilig-Blut-Alter)」。最後の晩餐を描いた木彫りの祭壇は圧倒的な精巧さで迫力たっぷり。教会後方の階段を上がった場所にあるのでお見逃しなく。

<DATA>
St. Jacobskirche
住所:Klostergasse 15  91541Rothenburg ob der Tauber
営業時間:1~3・11月10:00~12:00、14:00~16:00 4~10月9:00~17:15 12月10:00~16:45
料金:2.5ユーロ
アクセス:マルクト広場から徒歩1分

中世犯罪博物館

museum

ドイツ唯一の「中世犯罪博物館」には貴重な展示品がたくさん。写真は水攻めに使われた拷問道具

ローテンブルクにあるドイツで唯一の犯罪をテーマにした博物館では、中世以来の法と刑罰の歴史が紹介されています。館内には法律や警察制度の資料や、中世の処刑や魔女裁判で使われた恐ろしい拷問の道具を多数展示。ロマンティックな中世のイメージが吹き飛んでしまいそうですが、これも現実にあったこと。人間というものの闇に正面から向き合わされる、特異なミュージアムです。

<DATA>
Mittelalterliches Kriminalmuseum
住所:Burggasse 3   91541 Rothenburg ob der Tauber
TEL:09861-5359
営業時間:1・2・11月10:00~18:00、3・12月 13:00~16:00、4月11:00~17:00、5~10月10:00~18:00
料金:大人5ユーロ
アクセス:マルクト広場から徒歩10分

次のページでは、名物お菓子やクリスマスグッズなどお土産情報、おすすめレストランやホテルをご紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます