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燃油サーチャージが無料に!?海外旅行は今がお得のワケ(2ページ目)

これまで旅客と旅行代理店の頭痛の種だった燃油サーチャージ。2016年の4月から日系大手を含む多くの航空会社で徴収がなくなりました!今回は、いままでの傾向を踏まえて、お得な航空会社選びのための今後の動向を探ってみたいと思います。

中原 健一郎

執筆者:中原 健一郎

海外旅行ガイド

気になる他国航空会社の動向は?

結論からいいますと、ほとんどの外国航空会社が「日本発着路線に関しては」この4/1から燃油サーチャージを非徴収にしています。ただし、多くの会社がこの「日本発着路線に関しては」という条件付きで、例えばヨーロッパであれば乗り継ぎ後の欧州内路線については引き続き3000円程度のサーチャージを残しているケースが多いようです。 外国の航空会社については従前から燃油込みの料金表示が進んでいるため、さほど気にはならないでしょう。

燃油サーチャージを引き続き徴収する大手航空会社

というわけで、逆に4/1以降も日本発着路線でサーチャージがかかる航空会社を紹介します。原油価格が30ドル程度にまで落ち込んだ今、サーチャージも何もないとは思うのですが、とはいっても以前に比べれば金額的にはかなり低くなっています。

ガルーダ・インドネシア航空(同社HP) 日本⇔インドネシア国際線区間 片道2500円
ベトナム航空(同社プレスリリース) 日本⇔ベトナム国際線区間 片道300円
スカンジナビア航空(同社プレスリリース) 日本⇔コペンハーゲン間 片道1200円
アリタリア航空(同社HP) 日本⇔イタリア国際線区間 片道1400円

太平洋路線はアメリカの大手3社(デルタ、ユナイテッド、アメリカン)、及びエアカナダがそろって非徴収になっています。

サーチャージの制度がなくなるわけではありません!

原油価格が上昇すれば燃油サーチャージも復活す

原油価格が上昇すれば燃油サーチャージも復活する

今回このようにお伝えすると、燃油サーチャージという制度そのものが廃止になったかのように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。今後もし原油価格が上昇すれば、当然のごとく燃油サーチャージは復活します。前述のように数か月(多くは2ヵ月)でサーチャージ金額は見直されます。

ただ、今回これを機に燃油込みの料金表記が一層進むことになるのは少なくとも間違いなさそうですので、顧客にとってはありがたい動向です。

サーチャージ廃止の英断に踏み切った航空会社も!

昨今の原油安を機に燃油サーチャージの廃止(日本発着路線)に踏み切った航空会社もいくつかあります。英断に敬意を表してご紹介したいと思います。また、ほとんどのLCC(格安航空会社)はサーチャージを徴収していません。

マレーシア航空(該当記事 ※2014年4月1日発券より)
ニュージーランド航空(同社HP ※2015年5月25日発券より)
カンタス航空(同社HP ※2015年7月1日発券より)
スリランカ航空(同社HP ※2016年4月1日出発より)
エアカラン(同社HP ※2016年4月1日発券より)

(いずれも2016年4月1現在の情報です)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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