子ども3人の教育資金や老後資金、保険も不足していますか?
会社を経営、自分の資産が作れない
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■相談者
やまさん(仮名)
男性/自営業/36歳
賃貸住宅
■家族構成
妻(30代/会社員)、子ども3人(5歳、3歳、1歳)
■相談内容
会社経営をしていますが、借入金が5000万円あります。将来のお金に対して不安です。先取り貯蓄を実践していますが、その多くが事業の備えや10年後、20年後に必要となる資金の積立なので、普通預金がまったく貯まりません。夫婦合わせて月8万円くらいです。保育園に通う子どもも3人います。両親は70歳と65歳で2人とも健康ですが、老後の面倒は私がみるつもりですので、将来的には同居になる可能性もあります。これから子どもの教育費、両親との生活費、自分たちの老後資金などを考えると悩んでしまいます。また、保険について、法人契約がメイン(目的は借入金の返済)となっていますが、個人でも加入すべきでしょうか。資産が貯蓄商品に偏っているのも気になっています。どうかよきアドバイスをお願いいたします。
■家計収支データ
■データ補足
(1)自営業の業種と借入金について
・業務内容/製造業
・会社の現預金/2000万円
・会社の借入金/◎長期借入=2000万円、金利0.6%、返済期間5年 ◎短期借入=3000万円、金利1%、返済期間2年(利子返済のみ)
※法人契約だが「個人保証」契約もしているため、会社の業績悪化、倒産等の場合、個人の財産が差し押さえとなる。
(2)加入保険の内訳
・夫/低解約返戻金型保険(47歳払込終了、死亡保障500万円)=保険料1万4650円
・夫/低解約返戻金型保険(一時払い済み、死亡保障500万円)=保険料0円
・妻/低解約返戻金型保険(45歳払込終了、死亡保障500万円)=保険料1万2175円
・妻/医療保険(終身保障60歳払込終了、入院5000円)=保険料3500円
・学資保険(17歳満期、満期金300万円)=保険料1万4000円
・学資保険(18歳満期、満期金300万円)=保険料1万4000円
・学資保険(17歳満期、満期金300万円)=保険料1万5600円
・子ども/医療保険(入院3000円、保育園経由による加入)=計1300円
・・・・・
(※以下は法人契約のため、家計支出の保険料には加算せず。ただし、医療保険は個人による買取も検討している)
・夫/低解約返戻金型保険(47歳払込終了、死亡保障2000万円)
・夫/医療保険(終身保障60歳払込終了、入院1万円、ガン特約)
・妻/医療保険(終身保障60歳払込終了、入院1万円、ガン特約)
(3)家賃と車両費について
会社の一部を改修して住居にしているため、家賃1万7000円を会社に支払っている。水道光熱費もその中に含んでいる。また、車両費は社用車の使用料として家計に計上。
(4)妻の勤務について
会社で事務・経理を担当。夫(相談者)の両親も会社で働いている。
(5)両親について
同居時期は未定。実家は持ち家で近所にあり。両親の世帯収入は、公的年金、会社からの給与、地代(会社の土地建物は父親名義のため)合わせて税込み1200万円ほど。
(6)夫が加入を検討(個人契約)している保険
・定期保険 保障期間65才まで 死亡保障2000万円 払込金額約215万円程 保険料6200円/月
・終身保険 終身 65才払込 低解約払 死亡保障1000万円 払込金額約716万円程 保険料2万550円/月
※相談者いわく「どうしても掛捨ての払込金額215万円がもったいなく思えてしまいます」。
(7)投資について
相談者「リスク分散の為にNISAでの投資信託or毎月の金(ゴールド)積立をしようと考えているのですが、資金的に余裕がありません。投資用資金を捻出するために現金の貯蓄ペースを落として予算を作ったほうがよいか迷っています。万が一のときに会社の運転資金へ転用等の可能性もあるので、手元資金(現金貯金)の目標を3000万円に設定しています。ちなみに会社の預金2000万円を運転資金などに充てた場合1年で消滅します。
■FP平野泰嗣からの3つのアドバイス
アドバイス1 会社経営者こそ、家族のライフプランが重要
アドバイス2 会社の経費を見直し、役員報酬をアップ
アドバイス3 事業に関わる保険費用はコストと割り切ろう
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