エアコン代の節約にはフィルター掃除と扇風機の併用が有効
では、ここまでやってもやはり暑さ寒さをしのげずエアコンを使用する場合。冷房時期でも暖房時期でも、外気の遮断に気をつけることが大切です。カーテンを床までつく長さにし、エアコンでせっかく冷やしたり温めたりした部屋の温度を逃がさないようにします。エアコンのフィルター掃除も大切です。ホコリなどでフィルターが目詰まりしていると、健康にもよくありませんし、エアコンの性能が落ちてしまいます。フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kw)と目詰まりしていないエアコンで比較すると年間で電気代が約700円違ってくるという数値も出ています(省エネルギーセンター調べ)。エアコンの使用頻度にもよりますが、月に1~2回を目安にフィルターの掃除をするようにしましょう。
エアコンと共に使用すると効果があるのが扇風機です。扇風機は電気代が1時間1円以下と家電の中でも比較的消費電力が少ないものです。人間は風が直接身体にあたると体感温度が約2℃違ってくると言われています。エアコンを冷房で使用する時には設定温度を高くし、扇風機との併用をする。また暖房時期は部屋の上部に上ってしまった温かい空気を部屋全体に効率よくまわるように、扇風機を併用しましょう。
このように少し気をつけるだけで、消費電力が高いエアコンも節約することが可能です。まずは、エアコンを使わないでもいい環境をづくりを心がけ、次の段階で効率よくエアコンを使用する方法を身につけて、省エネを心がけましょう。
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