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聖地のオーラ!本場のビートルズ博物館で感動体験(2ページ目)

ビートルズの生まれ故郷、英国のリバプールにあるビートルズ博物館。その名も「ザ・ビートルズ・ストーリー」の様子をレポートします。貴重なお宝グッズ満載の館内は、ファンにとっては聖地ではないでしょうか。

川合 亮平

執筆者:川合 亮平

イギリスガイド

ビートルズが駆け抜けた時代を疑似体験できる博物館

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青年時代のジョンの写真。バンドThe Quarymenの時代

メンバーそれぞれの出生から幼少期、生い立ち、そしてバンド結成、ビートルズとしての栄光の歴史、さらに、それぞれのソロ活動まで、その時代時代の貴重な証拠品の展示を軸に、歴史を丁寧に追える展示構成になっています。じっくり観賞すれば丸1日はかかると思いますが、ある程度しっかり観賞したければ少なくとも2~3時間はとっておかれることをおすすめします。また、展示品は常時入れ替わっているので、ファンなら一度訪れても、また"Get Back"したくなるのではないでしょうか。それでは、写真とともに展示の一部を紹介していきましょう。

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Casbah Coffee Clubの展示

まずは、ビートルズが初ライブを行ったとされている「カスバ・コーヒークラブ」(Casbah Coffee Club)を再現した部屋。
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ジョン、ポール、ジョージが幾度となくプレーしたというカスバのギター

当時の熱狂の残り火を確かに感じることができる展示デザインと思い出の品々。ビートルズの歴史を追いながら観賞するなかで、その時代に実際にいるかのような感動と興奮を覚えます。時を超えて、一緒に生きられる感覚です。
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(C) the Beatles Story, Liverpool

ビートルズが駆け出しの頃から合計292回演奏したキャバンクラブを模した展示部屋。当時のステージのレプリカです。
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(C) the Beatles Story, Liverpool

上記は、キャバンクラブ最後のステージでジョージ・ハリスンが実際に使用したギター。当時の様子が詳細に記された説明書きも読み応えがあります。

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(C) the Beatles Story, Liverpool

イエローサブマリンの部屋。様々なテーマの部屋にはそれにあったビートルズのBGMがそれぞれ流れており、ことさらに気持ちを盛り上げてくれます。

続いて超レアアイテムの登場です。

ジョン・レノンの“最後のピアノ”

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ジョン・レノンが晩年に愛用したホンキートンク・ピアノ

ジョン・レノンが凶弾に倒れる数時間前に弾いていたピアノ。2015年から3年間の期限付きでこちらに特別展示されています。ジョンは晩年にこのピアノを愛用しており、気に入るあまり、どこのスタジオに行く時も持ち運んでプレイしたそうです。そうするうちに、仲間内でこのピアノを"John Lennon Piano"と呼ぶようになったのだとか。彼のソロアルバム「Walls and Bridges(心の壁、愛の橋)」 、そして 「Double Fantasy(ダブル・ファンタジー)」の収録曲の中でも使用されているピアノです。
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ジョン・レノンが実際に愛用した眼鏡も展示されてます

また、デイヴィッド・ボウイの曲「Fame(フェイム)」、そして、エルトン・ジョンの曲「Whatever Gets You Thru The Night(真夜中を突っ走れ)」は、このピアノを使用してジョンと共作されたというエピソードが残っています。さらに、ボブ・ディランやルー・リード、エアロスミスなどもこのピアノを使用したという話も。

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“White Room“

そして、博物館の最後の部屋として登場するのが、ジョン・レノン・トリビュートの部屋"White Room"。「Imagine」が流れるこの部屋で、ガイドのように熱いものがグッとこみ上げてくるファンも多いのでは?

カフェで余韻にひたり、それからお土産をゲット!

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カフェの店内

館内には、くつろげるカフェ「FAB4 CAFÉ」もあります。ビートルズ4人の偉大なる歴史に感動した後に、ゆっくり余韻に浸るにはバッチリの場所だと思います。
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ビートルズグッズを扱うお店としては世界最大規模の"the fab 4 store"

休憩したら、あとはお土産ですね。ビートルズ・グッズを扱っているお店は、世界中に少なくないと思いますが、このリバプールのThe Beatles Storyでしか買えないオリジナル商品は、以下のロゴを目安にお探しください。
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(C) the Beatles Story, Liverpool

ステイショナリーからマグカップまで、色々揃っており目移りしてしまいます。ちなみにガイドはプレゼントとしてロゴ付マグカップを購入しました。


タイムレス、プライスレスなビートルズという存在を堪能できる場所

ビートルズの歴史を貴重な品々と一緒に体感できる、ビートルズ・ストーリー。ファンは、マスト・ビジットのアトラクションだと思います。リヴァプールはロンドンから列車で2時間半なので、日帰りでも訪問可能ではないでしょうか。今回の記事で色々写真を紹介しましたが、やっぱり実際に足を運んで、その物と実際に対峙し、時間を共有するからこそ得られる感動があると思います。ファンの方には、この場所にぜひ"Come Together"と言いたいです。現地で、彼らの歴史を感じてくださいね。ところで、今回紹介したアルバート・ドックの博物館から、海岸沿いを5分程歩いたところに、別館のThe Beatles Story Pier Headもあります。こちらでも、貴重な品々や写真などが堪能できます。1枚のチケットで両方の入場が可能ですので、忘れずに訪問ください。

<DATA>
The Beatles Story Albert Dock
住所:Albert Dock Britannia Vaults Albert Dock Liverpool L3 4AD
チケット:大人(17歳~)£14.95、学生・シニア£11.50、子ども(5歳~)£9.00
※チケットはAlbert Dockと、Pier Headの両施設入場可。常設展示、ディスカバリー・ゾーン、特別展示、ギャラリー、Fab 4D Cinemaの利用も含む。
営業時間:4月~10月 午前9時~午後7時(最終入場午後6時)、11月~3月 午前10時~午後6時(最終入場午後5時)
※12月25、26日は休館

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