画像:長谷川秀樹 |
セルフィンプレコ学 名:Glyptoperichthys gibbiceps(Kner, 1854) |
貪欲に付着した藻類を食べる事から、中大型魚水槽のコケ取りとしての需要が高く、また雑食傾向が強いため残餌の処理にも向いている。小型の個体が、ディスカスの水槽に入れられているのを良く目にする。 しかし、成長速度が早く、気性も荒いため、その点を考慮の上で飼育すると良いだろう。幼魚が安価に販売されているため、初心者がつい購入しがちだが、最大で50cm前後にまで成長する大型魚ということを忘れないで欲しい。標準的な60cm水槽でも、30cm近くまでは成長する。 さて、名前の由来は、その大きな背びれを帆(セイル)に見立ててのものだろう。その名の通り大きな背びれは迫力があり、脇役的な扱いをされがちの本種だが、十分に美しい魚だと思う。 飼育はいたって容易で、環境の変化にも相当強い。餌は何でも良く食べるが、植物質をメインに動物質の餌も与えた方が成長が早い。大食漢のため排泄物の量が多いので、換水の頻度は大目が良い。 |
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。