ゴールドとエネルギーに投資する

ゴールドとエネルギーへの投資方法

ゴールドとエネルギーへの投資方法

世界の株価は乱高下を繰り返しています。長期スタンスでは絶好の仕入れ時を迎えているとはいえますが、短期で結果の出るほど、相場は簡単ではありません。

株式投資による長期リターンよりも、比較的短期で成果が得られる分野として、私はゴールド(金)とエネルギーに注目しています。だからと言って、平凡にゴールドや原油のETFを買うのではありません。もっと効率の良い投資方法があります。

まずは、ゴールドから。
 

金より上がる金鉱業株

<金融危機や株価暴落が起きると注目されるのがゴールドです。

実際に、ゴールドは、この半年で10%以上の値上がりをしています。しかし、その倍以上の値上がりをしている関連資産があります。それは、金鉱業株インデックスです。

金鉱業株とは、主に金の採掘や精錬などを行う企業の株式のことをいいます。金鉱業企業は世界の中でも、南アフリカ、オーストラリア、カナダ、アメリカなどに分布しています。金が値上がりするのなら、それを出荷(採掘&精錬)している企業も儲かるだろうと連想から、全体的な株安傾向の中でも、金鉱業株は顕著な上昇を遂げました。 ちなみに、この半年で金価格は10%上昇しましたが、金鉱業株インデックスは25%も上昇をしています。金鉱業株インデックスに投資する方には、ニューヨークで上場しているGDXというETFを買うなどの方法があります。しかし、海外のETFに投資するのは、ちょっとハードルが高いですね。

ひと月で34%上昇したゴールドファンド

初心者でもできるもっと身近な方法としては、国内の証券会社から投資信託を買う方法があります。

たとえば、ブラックロックという米国の会社が運用している「ブラックロック・ゴールドファンド」は、日本国内の多くの証券会社で取り扱っています。このファンドの騰落率は、過去6ヶ月で29%、3ヶ月で23%、1ヶ月で20%という実績となっています(2016年3月4日現在)。

ゴールドの上昇が今後も順調に続くとは限りません。もしかすると、一番美味しい旬を過ぎたところかもしれないので、後追いには注意が必要です。
 

ゴールドの次はエネルギーか?

このゴールドとゴールドファンドのような関係で、価格が反発しそうな素材を扱う企業群に投資する投資信託があります。それは、エネルギーMLPファンドです。

原油価格は長らく低迷の一途をたどってきましたが、2016年2月末から底入れの兆しが見えます。原油にストレートに投資する方法に、原油ETFを買うという方法がありますが、上記のゴールドファンドと同様に、エネルギー関連企業に投資する手段として、エネルギーMLPファンドの購入があります。

たとえば、三菱UFJ国際投信の米国エネルギーMLPオープンという投資信託。MLPとは、マスター・リミテッド・パートナーシップの略称です。主に、石油・天然ガスの精製、備蓄、輸送施設などエネルギー・インフラに関わる共同事業体を意味しています。そのMLP銘柄を組み合わせて投資しているのが、MLPファンドです。

こちらの投資信託は、この一年間で53%の下落という惨たんたる結果でしたが、それも原油安のせいであり、致し方ありません。原油価格が上昇に転じたとなれば、当然にこちらの投資信託も価格が上昇することでしょう。事実、この1ヶ月で、17%の上昇となっています(2016年3月8日現在)。原油市場が順調に回復するのなら、今後が楽しみな投資信託と言えます。
 

レバレッジ型の投信には気をつけて

株式投資で短期的に成果をあげる方法として、レバレッジ型の投資信託を短期売買するという手法をとる人が多いことは知っています。しかし、一般投資家がレバレッジをかけて投資の効率を求めることは、非常に危険な投機となることから、私はオススメしていません。レバレッジをかけないで、短期的な成果を上げる方法として、ゴールドファンドやMLPファンドへの投資という選択肢があることを、ご紹介させていただきました。
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