初任給の平均金額と手取り、使い道や注意点をチェック!

新社会人にとって初任給は特別なもの。支給される金額や控除されているものなどしっかりと確認したい

新社会人にとって初任給は特別なもの。支給される金額や控除されているものなどしっかりと確認したい

新社会人にとって、初めて受け取るお給料は格別なものでしょう。この初任給の使い道や初任給だからこそ考えてほしいことをご紹介します。

また、思っていた金額と、実際に銀行口座に振り込まれる手取り額がかけ離れていることも。どのように手取り額が決まるのかもご説明します。
 

初任給平均は、大卒男女平均21万200円

令和元年の初任給は、大学卒男女計の平均で21万200円、前年比1.7%増でした。また、大学院修士卒が23万8900円、高専・短大卒18万3900円、高校卒16万7400円で、全ての学歴で前年よりアップしました。
 
(厚生労働省が2019年12月に発表した「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」より※初任給額については、2019年6月1日から6月30日までの期間の状況について同年7月に調査したもの)
 
これらは額面の金額で、実際に銀行口座に振り込まれる手取り額はこれらの金額より低いものになります。給与が20万円とした場合、実際の手取り額はどれくらいになるのでしょうか?
 

4月支給給与の手取りが一番高額!

4月支給の初任給からは、雇用保険料と所得税が控除されます。支給額20万円であれば、雇用保険料はおよそ600円。所得税は4700円程度(扶養親族がいない場合。5月支給からは3800円程度)。合計5300円程度が控除されるので、手取り額は19万4000円くらいでしょう。これなら余裕と思っていたら大間違いですよ! 実は、4月支給の手取りが一番多いのです。
 

5月から社会保険料(厚生年金、健康保険)が引かれる

多くの会社では、5月支給の給料から社会保険料の控除も始まります。厚生年金と健康保険の社会保険料はかなり高額になり、手取り額が一気に減ってしまいます。支給額20万円であれば、厚生年金はおよそ1万8000円、健康保険は1万円程度(健康保険料は加入する健康保険によって保険料は変わります)。あわせて2万8000円! この負担はかなり大きいですね。雇用保険と所得税あわせて3万3000円程度が給与から引かれてしまいます。手取り額は、16万7000円程度になってしまいます。
 

2年目6月からは住民税も控除

そして、入社2年目の6月からは住民税も控除されますよ。住民税は前年の所得に対してかかります。入社1年目は住民税を納めなくてよかったのに、2年目からは納めることになります。住民税はボーナスも含めた収入と支払った保険料などから計算されるため一概には計算ができませんが、1万円以上は覚悟しておいたほうがいいでしょう。

この他にも、労働組合費や親睦会費、食費などが引かれる場合もあります。また、財形貯蓄(勤務先が制度を導入していれば利用可)を始めた場合なども控除されることになります。このように、額面給与から色々なものが引かれて、自由に使えるお金が決まります。

ただ、4月に受け取る初任給は手取り額もかなり多いことは確かです。この初任給の使い方がその後の生活設計に大きく影響することになるでしょう。とはいっても、一生に一度の初任給。みんなはどのように使っているのでしょうか?
 

初任給使い道、トップは貯蓄!

初任給の使い道ランキングをみてみましょう。【初任給はどのようなことに使いたい?(複数回答)】
 
  • 貯蓄に回す…58.2%
  • 生活費(食費など)に充てる…40.6%
  • 親への贈り物を買う…34.2%
  • 自分にちょっと良い物を買う…32.4%
  • 親をご馳走につれていく…28.4%
 
※「社会人1年目と2年目の意識調査2020」(2020年3月調査)ソニー生命保険株式会社調べ(複数回答)
 
初任給の使い道で一番多かったのが貯蓄で58.2%と6割近くが回答しています。次が食費などの生活費で40.6%。とても堅実な結果となりました。
 
また親への贈り物(34.2%)や親をご馳走につれていく(28.4%)と、親に感謝を届ける新入社員が多いですね。自分にちょっと良い物を買う(32.4%)と、新社会人になった記念に何か買うという人も多いもよう。いずれにしても、人生で一度だけの初任給。しっかり計画をたてて、使って欲しいものです。
 

親にプレゼント、自分に良い物は3万円以内に

初任給ということで記念にと、親へのプレゼントや自分にちょっと良い物を買うという人は、この金額に注意してください。おすすめは、合計で3万円以内。というのも、5月支給の給料からは社会保険料(厚生年金、健康保険)が天引きされます。その金額がおよそ2万8000円(給料が20万円の場合。加入する健康保険によって保険料は変わります)。4月分の給与は社会保険料分の手取り額が多いわけですから、その金額程度に抑えておくのがよいでしょう。
 

貯蓄は給与天引きで強制的にするのがベスト

新社会人として絶対にやっておいてほしいのが貯蓄です。これからの生活設計において、まとまったお金があるとないのとでは大きな違いがでてきます。毎月一定額を積み立てていくのが鉄則です。残ったら貯蓄では貯まるわけがありません。財形貯蓄や給与天引き、銀行口座からの自動積立などを利用しましょう。初任給で貯蓄をした人が6割程度でしたが、できれば全員にしてほしいところです。

お金の使い方は最初が肝心です。初任給から貯められる仕組みを作っておくと、無理なく貯蓄ができます。初任給の使い道が今後の自分のお財布事情を左右すると思い、きっちりと計画をたてて実行することが大切です。

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