その2:自分を知る
自分にとっての「いい人」は、どんな人か分かっている?
まずは、「いい人がいないから、結婚できない」に当てはまる、「いい人」を本当の意味で分かっていない人もいます。
そのためにも、まずは「自分は結婚に何を求めているのか?」をきちんと考えましょう。
それは単に生活のレベル、子どもの有無なんて話ではなく、“本当の意味で結婚を考える”ということです。これは、自分の人生観にもつながることです。
例えば、パートナーと共に生活するにあたり、自分がどこまでが許容できて、逆にできないのかについて考えることは大切です。
いくら相手の条件が良く、ルックスもよくてお金持ちの人でも、仕事が一番大事で家庭を省みないタイプの人だっています。
また「妻が家にいて、子育てをするのが当たり前」という考えの元、奥さんが外で仕事をするのを嫌がる男性だっています。
逆に、条件は理想的ではなくても、奥さんの仕事を応援してくれ、一緒にいて心地よい人だっています。
つまり、自分だったら、どんな人と結婚したら、本当に幸せになれるのかをきちんと考える必要があるのです。
例えば、恋愛と混合させた気持ちで婚活をしている人は、異性として魅力的であっても、結婚に向いていない人を選ぶ傾向があります。
そういう人は、今自分は、「恋愛をしたい」のか、「結婚をしたい」のかをきちんと知る必要があります。
恋愛をしたいのであれば、すればいいのです。その気持ちが落ち着いたときに、「結婚したい」という気持ちがリアルに沸き上がり、選ぶ相手は変わってくることもあります。
だから、自分に嘘をつくのではなく、素直に行動することが大事なんですよね。
また、人生は思い通りにいくことばかりではありません。そんなとき、「どんな人なら、一緒に乗り越えていけるのか」も考える必要があります。
いくら普段は魅力的な人であっても、いざ、トラブルが起こったときに冷酷な対応をする人だったら、共に人生を歩むのは難しいですよね。
例えば、子供が欲しいのに、できないこともあります。
そんなとき、子供を育てる家庭に固着し、ひどいときには離婚を切り出す人もいるでしょう。逆に「夫婦2人で、仲良く人生を歩もう」と、未来の家庭像を柔軟に切り替えられる人もいます。
逆に自分の方が「子供が欲しいから、結婚したい」と思ってしまっているような人であれば、「子供ができないのであれば、結婚する意味がなかった」と、別れたくなることだってあるかもしれません。
つまり、自分の結婚観を知ると共に、自分のことも冷静に見る必要もあります。
「自分の都合の良い人ばかり探していないか」
「自分が(相手を利用して)幸せになることばかり、考えていないか」
「自分には相手を幸せにできる力があるのか」
「自分はどんな状況でもうまくやっていく柔軟性はあるのか」
もしかしたら、結婚できないのは、「いい人がいない」のではなく、「自分の問題」であることもあるのです。
今、挙げたことで当てはまることがある人は、自分でも気づかないうちに、その身勝手さが言動に出てしまっているところもあるかもしれませんよ。
人は、結婚をするためには「出会うことが大事」だと、表面的な活動ばかりしがちです。
でも、幸せな結婚をするためには、単に理想的な相手と出会えばいいというわけではなく、もっと深く人生、そして幸せについて考えることも重要です。
最後に紹介する「婚活の一環の活動」は、それにつながることです。次のページをご覧下さい。