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海軍・海自・砲台カレー!? "カレーの街"横須賀を散歩(2ページ目)

"軍港の街"横須賀を訪れたなら食べたいのがカレー。横須賀といえば「よこすか海軍カレー」がすぐに思い浮かぶなど、すっかり"カレーの街"として知られるようになりましたが、最近、新たに様々なカレーが誕生しているといいます。名物のカレーを味わいながら、周辺の散歩も楽しんでみましょう。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド

横須賀の新たな名物カレーが誕生!

船でアメリカ海軍基地(横須賀本港)と海自司令部(長浦港)をめぐる「YOKOSUKA 軍港めぐり」は、横須賀ならではの人気のクルーズツアー。このツアーとセットで楽しみたいのが、昨年(平成27年)9月に新たに誕生した「横須賀海上自衛隊カレー」(以下、「海自カレー」)。
船でアメリカ海軍基地(横須賀本港)と海自司令部(長浦港)をめぐる「YOKOSUKA 軍港めぐり」は、人気のクルーズツアーだ

船でアメリカ海軍基地(横須賀本港)と海自司令部(長浦港)をめぐる「YOKOSUKA 軍港めぐり」は、人気のクルーズツアーだ


「海軍カレー」が明治41年に発行された旧海軍のレシピを元に復元されたカレーであるのに対し、「海自カレー」は現在の海自の艦艇で実際に提供されているカレーを、各艦艇の給養員長(料理長)のレシピを元に地元のお店が忠実に再現したもの。

ちなみに、レシピは、チキンカレーやポークカレー、野菜カレーなど艦によって様々です。

「掃海艇 はつしま」のカレーを食べてみる

平成28年6月現在、横須賀市内の16店舗で23種類の「海自カレー」を味わうことができますが、今回は、「YOKOSUKA 軍港めぐり」の汐入ターミナルからもほど近い「MIKASA CAFE」を訪れ、「掃海艇 はつしま」のポークカレー(税込1,620円)を食べてみました。
「掃海艇 はつしま」のポークカレー(税込1,620円)

「掃海艇 はつしま」のポークカレー(税込1,620円)


同店店長の一本和良(ひともとかずよし)さんによれば、「はつしま」のカレーは半日かけてつくった鶏ガラスープをベースにし、具材は大きめにカット、さらに秘伝のある"隠し味"を使うことでコクを豊かにしているそうです。ひとくち食べてみると、旨味たっぷりのカレーはどこか懐かしい感じのする味。
「MIKASA CAFE」店長の一本和良さん。手にする認定証は、平成27年9月に開催された「横須賀海上自衛隊カレー認定証授与式」において、海自カレー認定店に授与されたもの

「MIKASA CAFE」店長の一本和良さん。手にする認定証は、平成27年9月に開催された「横須賀海上自衛隊カレー認定証授与式」において、海自カレー認定店に授与されたもの


「はつしま」の給養員長は、レシピ提供時に実際に同店に調理指導に訪れ、様々なアドバイスをしてくれたそうで、その意味でも、「MIKASA CAFE」の「海自カレー」は、「はつしま」のカレーをかなり忠実に再現できています。

筆者は今回取材に訪れるまでは、正直に言えば「海自カレー」は「海軍カレー」の二番煎じではないかと思っていました。しかし、実際に艦艇で提供されているものと同じものがレストランで食べられるというコンセプトが面白く、何よりも、カレー自体の完成度もとても高いと感じました。
「MIKASA CAFE」店舗外観。駅近で、名所「ドブ板通り」の入口に位置し、観光にも便利なロケーションだ

「MIKASA CAFE」店舗外観。駅近で、名所「ドブ板通り」の入口に位置し、観光にも便利なロケーションだ


また、「MIKASA CAFE」では「海軍カレー」と「海自カレー」の両方を提供しているので、カップルや友達同士で訪れたなら、両方を注文して食べ比べてみるという楽しみ方も可能です。

<DATA>
■MIKASA CAFE
住所:横須賀市本町3-33-3
営業時間:9:00~19:00
定休日: 不定休
アクセス: 京急汐入駅から徒歩1分、JR横須賀駅から徒歩10分(ドブ板通り入り口)
地図:MIKASA CAFEホームページ
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