・Arroz ~米料理~
グリーンアスパラガスと生ハムのアロスクレモソ
OIGENの南部鉄器キャセロールオーバルで供されるアロス(米料理)は「グリーンアスパラガス」と「生ハム」の「アロス クレモソ」。ちなみに「クレモソ」とは、「クリーミィ」という意味。
福井県産の玄米を使ったアロスは米の食感がしっかりと感じられ、アスパラガスと一緒に食しても違和感のない調和感。生ハムのアクセントもビシッと決まっており、実にお見事な完成度。アロスボンバ(スペインの米)を使わずに国産米でこれだけ本場色のあるアロスを作り出すというのは本当に難しいことだと思いますが、試行錯誤の末に辿りついた国産アロスの傑作。シェフのアロスへの情熱と職人仕事に感服です。
・Postreak ~ポストレアク~
チーズケーキ
ポストレアク(ポストレ)は「Tarta de queso(タルタ デ ケソ)」。チーズケーキです。メニューに「Postre」ではなく「Postreak」とバスク語表記で明記されるところもバスクへの愛とこだわりが感じられて素晴らしいですね。しかも! このチーズケーキはバスクの名店「
La vina」の人気チーズケーキのレシピを伝授されたものとのこと! もちろん、素材やオーブンの違い等々で「La vina」のチーズケーキとは若干の違いがありますが、日本で「La vina」のチーズケーキが食べられるのはスゴイ!
私も「La vina」で食べたことがありますが、シェフの作られるチーズケーキもあの独特の滑らかさとフンワリ感を併せ持った「La Vita」の味わい。まさに、この味です! 「La vina」で食べたチーズケーキの思い出が甦りました。
バスク料理文化を日本に
バスクの酒と言えば「チャコリ」! 「アラルデ」で飲めるチャコリはシェフが働かれていた「Hondarribia(オンダリビア)」産のものです。
独立されて間もない今、すべてをたった一人でこなしておられる山本シェフ。当分は夜のみの営業でコースは月替りの1種類のみ。ご苦労は多いでしょうが、何と言っても隅々にまでご自分の目が行き届くのは強みです。3年余りの間に「Alameda」やバスクの多くのバルで吸収されたすべてを出して「これがバスクだ!」と表現できる喜びに満ちての40歳での再スタート。ゆくゆくは、バスク料理をやりたいという若い人達に本物を伝えて、まだまだ日本には浸透しきれていないバスク料理を広めて行きたいとのことです。
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・店名: バスク料理 Alarde(アラルデ)
・所在地:大阪市西区阿波座1-14-4
・アクセス:大阪市営地下鉄「本町駅」23番出口から徒歩約3分
・地図:
Yahoo!地図
・TEL:06-6616-9825
・営業時間:17:00~22:00
・定休日:日曜日