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レッドラムズホーン

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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レッドラムズホーン
 

レッドラムズホーン

学 名:Indoplanorbis exustus var.
通称名
英 名:Red Ramshorn snail
分 布:改良種
サイズ:2cm
Temp :28-15℃
pH  :中性~弱アルカリ性


インドヒラマキガイのアルビノタイプで、朱色に染まる貝殻が美しく、近年人気が高い。古くから卵胎生メダカなどの水槽で飼育されることが多く、残餌の処理、また水質悪化時に水面直下に集まることから、水質変化のバロメーターとして重宝されていた。

雌雄同体で2匹以上いれば、必ず繁殖行動を行う。これは、貝類には比較的多く見られる性質である。拠って繁殖そのものは容易で、出来れば単独で中性から弱アルカリの水質を維持し、人工飼料などを与えれば容易に増える。

とは言え、水槽内で爆殖するモノアラガイなどほど繁殖能力は高くなく、一定以上の条件を整えない限り、混泳水槽で増えすぎることはない。一般的な熱帯魚水槽では弱酸性以下のことが多く、そういった環境では貝殻の発育が阻害されることも多い。

元来、東南アジア原産の種だが、アクアリウムから逸出したと思われるものが、日本の水域にも帰化している。

一般的に思われるほど藻類は食べてくれず、藻類の除去能力は気休め程度でしかない。ベアタンクでの残餌処理。また単純に鑑賞目的で飼育すると良いだろう。たまにノーマル種の黒~茶のタイプもみかける。

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