お米ドリンク「ライスミルク」は適切な作り方で消化不良の防止を

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玄米から作るライスミルクは、玄米由来の栄養が豊富。ベジタリアンや大豆・牛乳アレルギーの人にも人気です

欧米ではベジタリアンやヘルシー志向の人の間で、アーモンドなどのシード類や米で作るミルクが人気。大豆や牛乳がアレルゲンとなる人でも飲めるドリンクです。特に玄米から作られるライスミルクは、糖質のほかにビタミンB群が豊富で、コレステロールを含まないヘルシーさが受けています。

SNSやブログなどでも、お手製のライスミルクの作り方が紹介されていますが、「生米で作る」「米粉で簡単に作る」「炊いたご飯で作る」の3タイプに分かれます。炊いたご飯で作るタイプは、生米を炊飯してるため問題ないのですが、生米と米粉作る方法には注意が必要です。

ご存知の通り、米の主要栄養素は炭水化物です。生の状態ではアミロースとアミロペクチンが硬く結合しており、その状態をβ化デンプンと言います。加熱処理をすることでα化し、結合を崩して消化しやすくします。

生米、もしくは加熱処理されていない米粉は消化が悪くお腹を壊す心配があります。特に玄米は籾が付いてるため、食物繊維が多く、それによって消化不良を起こしやすくなります。米粉の中には乳児用の加熱処理した米粉もあるのですが、上新粉などは生のままで粉砕したものですから、選ぶ場合にはきちんと理解して使う必要があります。

自家製の食べ物には要注意! 雑菌繁殖の可能性も 

ライスミルクには糖質が含まれおり雑菌もつきやすいので、作りおきして常温で置いておくのは絶対にやめましょう。すぐに飲みきれる量だけを作って下さい。一方で、市販されている国産メーカーのライスミルクは、玄米を使っていますが、酵素でデンプンを糖化しているため消化は良く、衛生管理や有害物質の残留値などの規制も守っているので安全といえるでしょう。また疑問点があれば、メーカーに直接聞いてみることもできます。

ホームメイドで加工食品を作ることは楽しく、また文化をつなぐ上でも意味あることですし、大切なことだと思います。しかし、発酵や熟成する過程で 衛生管理をしっかりすること、また腐敗しているかどうかを見極める判断力がなければ、命に関わります。

味噌や梅干しなどの自家製食品を作る際も同様のことが言えますが、食に100%の安全はありません 。ブームの食品に飛びつくのではなく、その食品を作る過程を理解し真摯なものづくりをしている事業者を選んだり、自家製の場合にはくれぐれも不衛生になったりしないように、気をつけたいものです。

■参考
・牛肉の魅力(日本食肉消費総合センター)
・日本ドライエイジングビーフ普及協会
・全国食肉事業協同組合連合会
・食品安全情報No.21/2015(国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部)

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