自分の性格をよく知り、対策を立てることで貯蓄上手に!
「1000万円以上貯めている人」というと、コツコツするのが得意な優等生タイプや物欲が一切ない仙人タイプを思い浮かべるのではないでしょうか。なかにはそういう人もいますが、実はまったく逆で、コツコツするのが苦手だったり、物欲が激しかったりというタイプの人もいるんです。「そんな真逆な感じの人でも、なぜ貯まるの?」と不思議に感じるかもしれません。
実は、たくさん貯まる人の共通点として「自分の性格に目をつぶらない」ということがあげられます。自分の性格を見て見ぬフリをするのではなく、“自分の性格をよく知り、さらにその対策を立てている”ことで、大きな貯蓄につながっているのです。
では、具体例を紹介していきましょう。
事例1:「お金があるだけ使ってしまうから」と、先に貯めてしまうAさん
Aさんは、「私は買い物が大好きで、お金があればあるだけ使ってしまうタイプなんです」と言います。それでも、1000万円以上の貯蓄があります。なぜでしょうか。それは、「お金があればあるだけ使ってしまうタイプなので、“お給料が入ったら、見えないところに貯蓄を隠しているんです”」というところがコツです。
勤務先が制度を導入していれば財形貯蓄、あるいは自動積立定期預金を利用するか、お給料が入ったらすぐに別の銀行の口座に数万円を移してしまうことで、“自分の目の届きにくいところ”に貯蓄を確保してしまいます。手元に残ったお金は、堂々と使っていいお金。そのお金を使いきっても大丈夫です。
“お金があればあるだけ使ってしまう”という性格を逆手にとり、「貯蓄を見えないところに移すこと」によって、貯蓄が成功しているのです。
事例2:「コツコツ家計簿をつけるのは面倒」だから、年間利用額を決めているBさん
コツコツするのが苦手なタイプでも、1000万円貯まっている人がいます。Bさんは、まさにそんなタイプ。家計簿をつけはじめてみても、仕事が忙しかったり、家に帰ると疲れて寝てしまったりで、どうしても三日坊主になってしまいます。手書きの家計簿をやめて、家計簿アプリにしてみても、三日坊主は結局同じ。
そこでBさんは、いろいろな出費の年間利用額を決めてしまいました。例えば、カフェ代なら、プリペイドカードに2万円をチャージして「今年1年分」と予算を決めています。
また、デパートコスメが大好きなので、デパート積み立てを1万円でしていき、1年後にプラス1万円加算されて13万円分になったものを、「1年間分のデパートコスメ代」としました。コンビニで使うお金は、月間利用額を3000円と決め、電子マネーにチャージしました。
1年間あたりや1カ月あたりの利用額を決めてしまえば、残りの金額と年末・月末までの期間とを照らし合わせながら使っていけばいいわけです。これなら、家計簿をつけなくても貯めていくことができます!
このように、AさんやBさんにならって、自分の性格にあった対策をしていけば、お金が貯まる道は必ず見つかるはずです。
自分の性格を見て見ぬふりをせず、対策を考えよう!
自分の性格をよく知っていているのにそれを見て見ぬふりの人は、もったいないこと。Cさんは、「お金があればあるだけ使ってしまうタイプで~」と言いながら、特に対策をしないまま「でも、お金を貯めたい!」とひたすら願っていました。願うだけでは、一向に貯まりませんよね。
買い物が大好きでも、コツコツするのが苦手でも、AさんやBさんのように工夫をすれば貯まっていきます。1000万円以上貯めている人は、自分の性格を知って、その対策を立てることによって1000万円の貯蓄にたどりついているのです。
自分の性格はどんなタイプでしょうか。「貯めたい!」と思っている方は、まずは「自分はどんな性格か」をじっくり考えてみましょう。そこから、対策を立てていくことをオススメします!
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