間違った思いやりって?

間違った思いやりを持っていない?

間違った思いやりを持っていない?

「相手の立場に立てる」ことは素敵なことですが、中には、相手の立場に立ちすぎて、自分がパンクしてしまう人もいます。

そういう人は、自分を犠牲にしてまで人に尽くしてしまいますが、結局、キャパシティー不足から、自分にいっぱいいっぱいになってしまい、最終的には自ら関係を壊すことが多いです。所謂“自爆タイプ”です。

実はこういう人たちは、「本当の意味で、相手の立場に立つことができているのか」というと、そうではありません。
基本は、「相手に嫌われたくない」という自分を守る思いから、相手の要望に応えようとしているだけなのです。

さらに言えば、相手のワガママを聞くことは、相手のためになることではありません。つまり、本当の意味で、相手の立場に立っているわけではないのです。

結局、本当の意味で、相手の立場に立てる人になるためには、“ある要素”が必要なんです。
それは、「精神的な自立」です。

自分で自分をコントロールし、維持することができない人が、人のために何かをすれば、共倒れすることが多いでしょう。
だから、まずは自分を受け止め、1人でも立てるようになり、その上で相手に奉仕することとのバランスをとることは重要です。

結局、尽くしすぎる人というのは、相手に依存していることが多いです。「相手から必要とされることで、自分の価値を感じたい」という願望を抱いているからです。
自分で自分を受け止められるくらいにならないといけないんですよね。

それで言うと、はじめにお話しした、“人を思いやることがなく、自分の要望ばかりぶつけるタイプ”の人は、自分を維持する(=守る)ために、自分勝手な行動をしたり、人を押しのけてでも自分の欲求を叶えようしたりしている、とも言えます。

おそらくほとんどの人にとって一番大切で、守るべき存在は、「自分」です。そこで余裕ができたときに、ようやく相手のことを考えられることは多いでしょう。
だったら、やはり人を犠牲にしてまでも、自分を維持できることに注力を注げばいいか?というとそんなことはありません。

そもそも自分に対してそこまで100%満足できて、余裕が持てることなんて、生涯においてあると思いますか?

多くの人は、「いやいや、まだ社会的地位もそこそこだし」「恋愛もうまくいっていないし」「結婚もしていないし」「老後のお金も心配だし」など、色々な不安や不満を抱えているものです。
では、そういう人たちが、今よりも社会的地位が上がって、結婚もできて、老後のお金の心配もなくなったら、人の立場に立てるようになるのでしょうか?

実際は「もっと社会的地位を上げなければ」「子供の進学が心配だ」など、さらに願望は増えるでしょう。それでは、いつ心の余裕を持ちますか?って話です。

結局、そういう人たちは、「本当の幸せ」を理解していません。
では、「本当の幸せ」とは何でしょうか?次のページで紹介します。