春の群馬を旅するなら! おすすめの桜名所がたくさん

お花見とひと口に言っても、桜の花を基準に場所を選ぶ人もいれば、周辺の景色や環境を重視する人、人があまり行かないような場所に行ってみたい人、または子供と一緒に楽しめる場所を選ぶ人と、選択基準は色々ですね。

今回は群馬県内を4つのエリアに分け、自然を感じたい派、歴史的なスポットも巡りたい派、ファミリーで行きたい派、温泉も一緒に堪能したい派など様々なニーズに合わせて厳選したお花見スポット10か所を、「おすすめ10選」 として詳しく紹介します。

1.雄大な自然のパワーを感じる/下仁田町の妙義山さくらの里

県西南部を中心とした西毛 (せいもう) 地区から紹介するのは、下仁田町の 「妙義山さくらの里」。 群馬パワースポットめぐり (妙義山編)でも紹介した妙義山に位置し、雄大な自然のパワーを感じながらお花見を楽しみたい人へおすすめの桜スポットです。
さくらの里

自然に囲まれた妙義山周辺の景色と桜が抜群のコンビネーション (写真提供:下仁田町)


妙義山の南面山麓の斜面一帯を利用して整備された敷地には、ソメイヨシノのほか、サトザクラ、ヤマザクラ、シダレザクラ、ヤエザクラなど、約45種類5000本あまりの桜が植栽されています。山沿いに位置することもあり、桜のシーズンも長めで、ちょっとした山歩きが楽しめるのも特徴です。山と桜を一緒に楽しみたい人は、なるべく歩きやすい服装でお越し下さい。

また、2018年4月29日 (日) には緑化推進事業の一環として苗木の配布会や、抹茶の無料サービスが行われます。

<DATA>
妙義山さくらの里 
  • 住所 :群馬県甘楽郡下仁田町大字上小坂1258
  • 電話 : 0274-82-2400 (さくらの里管理事務所)
  • 開園時間 : 9:00~16:30 (4月1日~5月10日までは8:30~17:00)
  • 見ごろ : 4月中旬はソメイヨシノ、4月下旬頃はヤエザクラ
  • 交通アクセス : 上信越自動車道下仁田IC、松井田妙義ICともに約30分、JR高崎駅から上信電鉄 「下仁田駅」 下車 タクシーで約25分
  • 備考 : 無料駐車場有り (収容台数約500台)

2.都心からのアクセス抜群!/高崎市の観音山の桜

観音山の桜

高崎市のシンボル・白衣大観音と満開の桜 (写真提供:高崎市)


群馬の交通の要所でもある高崎市。駅前にはホテルも多く、世界遺産の富岡製糸場や伊香保温泉など、全国的に有名な観光地にもアクセスしやすいのが特徴です。そんな高崎が近づくと、巨大な観音様 「白衣大観音 (びゃくえだいかんのん) 像」 が見えてきます。昭和11年に建立されてから、ずっと高崎を見守り続ける街のシンボルです。

観音様周辺の観音山丘陵は、多くの野鳥が生息する自然豊かな場所です。そこにソメイヨシノやヤマザクラなど10種類3000本の桜が咲き誇ります。桜の開花時期には夜のライトアップも行われます。また、高崎駅から徒歩圏内で行ける距離には 「城址公園」 や 「高崎公園」 などのお花見スポットもあり、こちらでも夜のライトアップが行われます。昼の散策とはひと味違う幻想的な雰囲気が味わえそうですよ。

また2018年4月7日(土)、8日(日)には、観音山のほか、高崎市の中心市街地にある “もてなし広場” で 「たかさき春まつり (10:00~16:00)」 が開催されます。観音山会場では、和太鼓演奏や、沖縄エイサー、フラダンスショーが観覧できるほか、もてなし広場会場では子どもの遊びコーナーやだるまの絵付け体験など、子ども向けのイベントが充実し、地元名物のパスタや焼きまんじゅうなどの店舗が集まる 「もてなしマーケット」も予定されています。

<DATA>
高崎市・観音山の桜
  • 住所 : 群馬県高崎市石原町、寺尾町周辺
  • 電話 : 027-322-1111 (高崎市役所観光課)、027-330-5333 (高崎観光協会)
  • 開園時間 : 9:00~16:30 (4月1日~5月10日までは8:30~17:00)
  • 見ごろ : 4月上旬~4月中旬ごろ
  • 交通アクセス : 関越自動車道高崎IC・前橋ICより約20分、JR高崎駅から市内循環バス・ぐるりん運行
  • 駐車場 : 観音山駐車場 (9時~17時、ライトアップ期間は22時まで)
  • 備考 : 2018年のライトアップは3月16日 から4月20日まで、18:00~22:00の間

3.歴史好きな人へおすすめ/甘楽町小幡城下の桜と武者行列

写真左: イベントでの武者行列、写真右: 雄川堰周辺の桜

写真左: 桜の時期に開催されるイベントでの武者行列、写真右: 集落の中心地を流れる雄川堰周辺の桜 (写真提供:甘楽町)


昔の城下町にタイムスリップしたような感覚になるのが甘楽町の小幡地区です。 町を南北に流れる 「雄川堰 (おがわぜき) 」 沿いに、700メートルに渡ってソメイヨシノの桜と古い家並みが続いています。この雄川堰は、古くから住民の生活用水や灌漑用水として利用され、「日本名水100選」や、「世界かんがい施設遺産」 にも選定された用水路です。

お花見の時には 「道の駅甘楽」 で地元の食材を使ったお弁当も購入できます。食堂のフードコートでも人気の 「桃太郎ごはん (特産のきじ肉やもちきびを使用) 」 が入ったお弁当は、ヒレカツ、から揚げ、さばの味噌煮など、おかずの種類も豊富で行楽客にも人気です。そのほか、モチモチでカリッとした食感が特徴の地粉ピザも大好評で、店内では地元で生産された農産物や特産品、工芸品などの販売も行っています。

水辺の古い家並みと桜並木の他に、春の一大イベントとなっている 「武者行列」 も甘楽町を代表する春の風物詩です。2018年は4月8日 (日) に行われる予定で、桜の花が舞うなか、馬上の大将とそれに続く織田隊が鎧や甲冑に身を固め、華やかな戦国絵巻を繰り広げます。イベント当日は、最寄駅である上信電鉄の上州福島駅や、駐車場となる甘楽ふれあいの丘からイベント会場のお祭り広場まで臨時シャトルバスも運行されます。このほかにも、4月7日(土)と14日(土)の二週にわたり、町内の桜の名所を巡るウォーキングイベント 「甘楽さくらウォーク」も開催される予定です。

桜並木の近くには観光客にも人気のある 「こんにゃくパーク」 もあり、工場見学のほか、地元名産のこんにゃく料理のバイキングなどが無料で楽しめます。 

<DATA>
甘楽町・城下町小幡の桜並木  
  • 住所 : 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1 (甘楽町産業課商工観光係)
  • 電話 : 0274-74-3131
  • 見ごろ : 4月上旬ごろ
  • 交通アクセス : 上信越自動車道富岡ICより約3キロ、吉井ICより約5キロ
  • JR高崎駅から上信電鉄「上州福島駅」下車 タクシーで約10分
  • 備考 : 桜並木には駐車場がありません。お車でお越しの場合は、近くにある道の駅甘楽駐車場、小幡八幡宮駐車場等に駐車してお越し下さい。

続いては県央地区のおすすめスポットをご紹介します。

4.桜のトンネルが幻想的/前橋市みやぎ千本桜の森公園(赤城南面千本桜)

赤城の桜並木道

名物となっている桜の並木道 (写真提供:前橋市)


県央 (けんおう) 地区からは、赤城の南側に広がる桜のスポット “赤城南面千本桜” の名前で知られる「みやぎ千本桜の森公園」 です。昭和31年から3年の歳月をかけて、戦後に荒廃した山林の緑化を目的に地域住民が一丸となって桜を植えて誕生したのが、この桜並木です。山の傾斜に沿って続く桜のトンネルはとても幻想的で、 「さくら名所100選の地」 にも選定されました。1000本ものソメイヨシノの並木のほか、世界の桜ゾーン、日本の桜ゾーンでは国内外の様々な種類の桜、約500本も楽しめます。

桜の開花期間中は園内に提灯飾りや露店などが並び、夜の桜見物も楽しめます。(ただし、濃霧など天候によっては、ライトアップや夜間営業が休止になる場合もあり) また、 「赤城南面千本桜まつり」 の期間中 (2018年4月7日~22日) は、JR両毛線の前橋駅、東武線の赤城駅から周遊バスが毎日運行されます。 (乗り降り自由のフリーチケット <ぐんまフラワーパーク入場無料の特典付き> 大人1500円・小人750円)

千本桜の近くにある 「道の駅ぐりーんふらわー牧場・大胡」 や、「ぐんまフラワーパーク」などは、桜のシーズンには駐車場が大変混み合うことも予想されますので、時間には余裕を持ってお越しください。

<DATA>
前橋市・みやぎ千本桜の森公園 (赤城南面千本桜)  
  • 住所 : 群馬県前橋市苗ヶ島町2511-2
  • 電話 : 027-225-2116 (公園については前橋市公園管理事務所)、 027-235-2211 (桜まつりについては前橋観光コンベンション協会)、027-288-0256 (桜まつり期間専用ダイヤル)
  • 見ごろ : 4月上旬~中旬 (目安として東京都内から約一週間ほど遅れて満開となることが多い)
  • 交通アクセス : 関越自動車道赤城ICより約40分、北関東自動車道伊勢崎ICより約30分、JR前橋駅や東武線赤城駅などから周遊バスもあり
  • 備考 : 駐車場は約990台、まつり開催期間中は有料駐車場有り (運営時間は8:00~21:00)
  【普通車】 一台500円 (三輪も含む)
  【バイク】 一台200円
  【バス】 マイクロバス 一台1500円、バス 一台3000円


5.ファミリーでピクニックも楽しみたい人へおすすめ/前橋市・前橋公園

前橋公園

群馬県庁付近の前橋公園内の柳原放水路と桜並木 (写真提供:前橋市)


利根川沿いの群馬県庁付近の小高い丘は、慶応3年 (1867年) に再築された前橋城の土塁だったそうです。この土手の東側は武家屋敷でした。その後、この周辺を公園にしようという計画を持っていた初代の前橋市長である下村善太郎氏が、京都の吉野から自費で桜の苗を取り寄せて植えたと言われています。その後、公園内の各エリアに桜が植樹され、 現在は最初に桜を植えた初代市長の描いたとおり、市民に桜の名所として親しまれ、お花見の時期には大勢の人で賑わう場所となっています。

公園の駐車場は大変混み合うため、最寄り駅となるJR前橋駅からバスの利用も可能ですが、町を散策しながら無理なく歩いて来られる距離でもあります。芝で整備されたエリアもあり、昼間はお弁当を持ってピクニックに来るのもおすすめです。桜の開花期間中は夜桜見物 (ライトアップは日没~21:30まで) も楽しめます。

また、昭和29年に開園した 「るなぱあく」 と呼ばれる小さな遊園地も隣接しています。この超レトロな遊園地の遊具は、1回10円や50円で遊べることもあり、長年にわたり親子三代で利用する市民も大勢います。

ピクニックにも最適で、小さなお子さんを安心して遊ばせることができる場所も多い前橋公園のほか、地上32階の群馬県庁 (駐車場は2時間無料 / 開庁時間8:30~22:00) の展望ホールからの眺めも絶景です。桜の公園を上からも楽しむことができます。

<DATA>
前橋市・前橋公園
  • 住所 : 群馬県前橋市大手町3-14-1
  • 電話 : 027-225-2116 (前橋市公園管理事務所)
  • 見ごろ : 4月上旬
  • 交通アクセス : 関越自動車道前橋ICより約15分

次のページでは、自然豊かな東毛地区から北毛地区にかけてのおすすめスポットを紹介します。