6.桜とこいのぼりの競演が見どころ/館林市・鶴生田川沿い

鶴生田川の桜

花のまち・館林の春の風物詩は満開の桜と風にそよぐこいのぼり (写真提供:館林市)


県内の東部にあたる東毛 (とうもう) 地区からは、館林の桜です。花山公園のツツジをはじめ、トレジャーガーデンの芝桜など “花のまち” としても知られる館林の春の風物詩は、桜とこいのぼりです。数千匹ものこいのぼりが見られるのは、全国的にみてもとても珍しいと思います。

鶴生田川や多々良保安林、近藤沼公園などでは、2018年3月25日 (日) ~4月8日 (日) にかけて 「館林さくらまつり」 が開催され、夜は18時~22時 (近藤沼公園は21時) までボンボリの点灯も予定されています。 また、2018年3月25日 (日) ~5月6日 (日) にかけては、市内に約4300匹のこいのぼりが掲揚され、鶴生田川 (市役所前) 会場では、期間中の18:00~22:00まで、こいのぼりのライトアップも行われます。

良質な小麦がとれ、日清製粉グループの前身である館林製粉の発祥の地でもある館林は 「うどんの里」 として知られています。ぜひ、散策の途中に、館林の新作 「百年饂飩(ひゃくねんうどん)」 なども味わってみてください。

<DATA>
館林市・鶴生田川のさくらとこいのぼり 
  • 住所 : 群馬県館林市城町~尾曳町にかけて
  • 電話 : 027-225-2116 (前橋市公園管理事務所)
  • 見ごろ : 桜は3月下旬~4月上旬ごろ、こいのぼりは5月上旬まで掲揚
  • 交通アクセス : 東北自動車道館林ICより約10分、北関東自動車道佐野田沼ICより約20分、東武伊勢崎線「館林駅」下車 (バスの場合「館林市役所前」下車 徒歩3分、駅から徒歩の場合は約20分)
  • 備考 : 近隣には大型駐車場 (無料) もあり

7.鉄道好きな人、歴史好きな人におすすめ/みどり市のながめ公園

ながめ余興場と桜

桜と共に見学してほしい、昔ながらの芝居小屋 「ながめ余興場」 (写真提供:みどり市)


ながめ公園は、“関東の耶馬溪 (やばけい) ” と呼ばれる 「高津戸峡」 からの眺めが良いため “ながめ” と言う名前がついたそうです。ながめ公園内にある昭和12年に建てられた木造二階建ての劇場・ながめ余興場の見学もおすすめで、桜と共に是非見てほしいスポットです。ながめ余興場は、廻り舞台や立派な花道など、昔ながらの芝居小屋の様子が垣間見られる貴重な建物で、桜の時期はここから高津戸峡にかけて約50本のソメイヨシノが咲き、迫力のある渓谷の景観と、ピンク色の美しい桜の木を同時に楽しめます。

2018年3月30日(金)~4月8日(日)まで、ながめ公園では 「さくらまつり」 が行われます。ライトアップされた桜とバーベキューを楽しむイベントで、道具のほか肉や野菜、焼きそば、ドリンクなどがセットになっているため、手ぶらで気軽に参加できます。なお、参加希望者は事前の予約 (小平の里 0277-73-2006で受付中)が必要です。

また、ながめ公園は以前紹介した 「わたらせ渓谷鐡道」 の大間々駅から徒歩圏内とアクセスも良く、人気のローカル線に乗って周辺を散策できる環境から、鉄道好きな人にもおすすめのお花見スポットです。

<DATA>
みどり市・ながめ公園の桜
  • 住所 : 群馬県みどり市大間々町1635
  • 電話 : 0277-72-1968 (ながめ余興場)
  • 見ごろ : 4月上旬~中旬
  • 交通アクセス : 北関東自動車道伊勢崎ICより約30分、わたらせ渓谷鐡道「大間々駅」下車 徒歩約5分
  • 備考 : 駐車場あり

8.山あいの静かな場所で桜を楽しめる/沼田市利根町・山妻有の桜

山妻有の桜

山あいの小さな集落に数百年前から根を下ろす巨木 (写真提供:沼田市利根支所)


県の北部にあたる北毛 (ほくもう) 地区からは 「山妻有(やまつまり)の桜」 です。日本ロンマンチック街道の一部であり、群馬県沼田市から栃木県日光市へ向かう国道120号線沿いの利根町にあります。樹齢200年以上のエドヒガンザクラで、樹の高さが11.5メートル、根元回りは9メートルあり、沼田市天然記念物にも指定されています。あまりメディアで紹介されることも少ないため、まさに “知る人ぞ知る” おすすめの桜です。国道から少し入ったわかりにくい場所ですが、桜のシーズンになると周辺に案内看板も設置されるので、それを目印にしてください。静かな場所で情緒あるお花見をしたいという人にはおすすめの場所です。

近くには日本の滝百選に選ばれた 「吹割(ふきわれ)の滝」 もありますので、滝の見学とお花見を同時に楽しむこともできます。桜の近くには専用駐車場はありませんが、 「吹割の滝」 を見学する場合は、滝の入口付近に民間有料駐車場などがありますので、そちらを利用することも可能です。

また、大河ドラマ 「真田丸」 にも登場した沼田城跡にある沼田城公園の桜も、お花見スポットとして有名ですので、あわせて見学するのもおすすめです。

<DATA>
利根町・山妻有の桜 
  • 住所 : 群馬県沼田市利根町追貝826-1
  • 見ごろ : 例年4月中旬~下旬にかけてが一番の見ごろ
  • 交通アクセス : 関越沼田ICより約20分、JR上越線「沼田駅」下車尾瀬方面行きバスで約40分
  • 備考 : 桜の近くに専用駐車場は無し

9.温泉とお花見を贅沢に楽しみたい人へおすすめ/みなかみ町諏訪峡

諏訪峡の桜並木

みなかみ町を流れる利根川沿いの諏訪峡の桜並木 (写真提供:みなかみ町)


温泉王国でもある群馬では、温泉とお花見が楽しめるスポットがあるのも特徴です。県北部のみかかみ地区には、みなかみ温泉のほか、猿ヶ京温泉、古くからの湯治場であった上牧温泉など様々な温泉場があり、宿泊、日帰り問わず、良質な温泉が楽しめます。

みなかみ温泉郷を流れる利根川にかかる諏訪峡大橋周辺には桜並木があるほか、名胡桃城址やたくみの里など様々な桜のスポットがあります。そんなお花見スポットをまとめた 「みなかみサクラマップ」 が、みなかみ町観光協会のサイトからダウンロードすることができます。地図や現地の写真のほか、開花時期の目安なども入っていて、お花見計画を立てる参考になりますよ。リアルタイムでの開花情報は観光協会の公式ツイッターでも公開しています。

<DATA>
みなかみ町・諏訪狭の桜並木 
  • 住所 : 群馬県みなかみ町湯原
  • 見ごろ : 諏訪峡の桜並木は4月中旬ごろ
  • 交通アクセス : 東京方面から関越自動車道・沼田ICまで約1時間40分、JR上越線利用で上野駅から「特急水上号」(約2時間12分)、高崎駅から「SLみなかみ号」(運行日限定)、新宿駅からは 「みなかみ温泉郷直行バスプラン」 もあり

10.浅間山を望む究極の口コミスポット/安中市松井田町・原の一本桜

原の桜

遠くに浅間山を望む畑の中にたたずむ原の桜


最後にガイドがおすすめするのが、安中市松井田町にある 「原の一本桜」 です。南には山肌がゴツゴツした妙義山が見え、西には遠く雪をかぶった浅間山が見え、遮るものが何もない見通しのよい場所で周りは一面畑ばかり。何もないところに大きく立派な桜が一本だけある姿は、独特の雰囲気を持っています。毎年4月上旬になると桜の見ごろを迎え、何もない畑の真ん中に力強くたたずむ姿を見ると、何だかとても勇気づけられる感じです。何もないからこそ、桜の木自体が存在感を出しているのがよくわかります。樹齢も古いと思われますが、特に資料もなく地元の人しか知らない、本当に隠れたスポットです。

<DATA>
松井田町・原の一本桜 
  • 住所 : 群馬県安中市松井田町原 (松井田北中学校近くの細野スポーツ広場付近)
  • 見ごろ : 例年4月上旬ごろ
  • 交通アクセス : 上信越自動車道松井田妙義ICより約20分

桜の開花時期や最新情報は、各自治体のサイトを確認のうえお出掛け下さい。群馬県観光情報サイトでも、開花情報が確認できます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。