インテリアを入り口にして、家づくりを考えてみる
20年以上のキャリアを持つ住友林業のインテリアコーディネーターが開発に携わった商品『konoka(コノカ)』(2015年発売)は、間取りだけでなくインテリアにもこだわる女性の支持を得て大ヒット商品となりました。「最近は、インテリアに対する感覚が欧米のスタイルに近づいているように感じます。例えば、ヨーロッパでは家を決める前にまず、使いたい家具やインテリアを決めることから始めます。このソファを置きたいから、似合う家を探す…というように。日本でも、何LDKにするか?ではなく、どういうインテリアにしたいか?という観点から家づくりを考える人たちが増えているようです」(住友林業 インテリアコーディネーター/以下同)。
住友林業でも、家づくりの早い段階からインテリアコーディネーターが関わり、お客様とイメージを共有しながら理想のインテリアを形づくっていきます。
「インテリアコーディネーターは全員女性社員で、外部に委託していないというのも住友林業の特長。営業担当や設計担当と同じ事務所内で密に情報交換しながら、一つのチームになって仕事を進めています」。
プロであるコーディネーターに、インテリアの理想を上手に伝える方法はあるのでしょうか?
「新居でどう暮らしたいか、というライフスタイルの理想像を、コーディネーターと共有できるといいですね。インテリアの好みをお伝えいただくのは、その後でも構いません。漠然としたイメージしかなくても、コーディネーターがエッセンスを引き出しますからご安心ください」。
例えば、お気に入りの椅子があるなら“この椅子が似合う家”というテーマでスタートすることもあるそうです。
最近は“北欧”“モダン”など一つのスタイルでまとめるのではなく、複数をミックスした“エクレクティックスタイル”がトレンドだそう。
「日本語で言うと“折衷スタイル”ですね。好きなテイストを組み合わせてつくるので、型にはまらずそのお宅らしい雰囲気になるんですよ。奥様とご主人の好みが違う場合に対応しやすいというメリットもあります(笑)」。
“エクレクティックスタイル”の具体例を見てみましょう(写真【B】)。
「純和風のリビングダイニングにイタリアの家具を採り入れて、和と洋のミックススタイルとしました。イメージは“こだわりや美意識の高い外国人が住む和の家”ですね」。
【A】2011年にグッドデザイン賞を受賞している、住友林業の駒沢第二展示場。コーディネート変更前がこちら。純和風の空間です
【B】カッシーナやB&Bの家具などを配することで、和洋折衷のモダンスタイルに(このコーディネートは撮影用のため、実際に見学することはできません)
また、新宿モデルハウスは女性的でシックな雰囲気から、最近人気の“男前インテリア”に変身(写真【b】)。センスのいいニューヨーカーの部屋といったイメージです。上記の写真同様、内装はそのままで家具や照明、小物を入れ替えるだけで雰囲気がガラリと変わり、インテリアの力を感じます。
【a】新宿展示場のリビングダイニング。コーディネート変更前は、シックな雰囲気
【b】モダンスタイルに一新。 現代アートや写真、音楽など洗練された趣味をもつ男性の部屋をイメージしているそうです(このコーディネートは撮影用のため、実際に見学することはできません)
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住友林業のインテリア
すべての女性へ送りたい、理想を求めた家づくり。
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