デジタル全盛時代に何故?「そろばん教育」が人気復活するのか

そろばん教室に通う子が増えています!

そろばん教室に通う子が増えています!

近年、習い事の一つとして人気が復活している「そろばん」。一見するとデジタル時代に逆行するアナログの代表格とも思えるそろばんですが、いったいなぜブームが再燃しているのでしょうか?
改めてそろばん教育のメリットについてご紹介したいと思います。

 

そろばんの効果1・イメージ脳である右脳の開発

そろばんで右脳開発

そろばんで右脳開発

右脳は「イメージ脳」とも呼ばれ、立体感覚や創造性、芸術感覚などをイメージに関する機能を司ります。

珠算式の暗算は頭の中でそろばんをイメージして、珠をはじいて計算をします。そのため、そろばんは、イメージに関する機能を司る右脳の活性化に有効であると言われています。 「頭の中でそろばんをイメージする」ことが右脳を鍛えるコツですので、その効果を最大限高めるためには、実際にそろばんを使うって計算するスキルを身に付けるだけでなく、「珠算式暗算」まで、ある程度習得することが必要です。

そろばんの効果2・記憶力の強化

珠算式暗算を習得し右脳を鍛えることの副次的効果の一つとして「記憶力の強化」が挙げられます。

左脳による記憶が文字による記憶のため大量の情報を記憶できないのに対し、右脳による記憶は、イメージによる記憶のため左脳記憶よりも多くの情報を記憶することが出来ると一般的に言われています。

右脳による記憶法をマスター出来ると、参考書のページを写真で撮って記録するかのように脳内にそのイメージを残せるため、短時間で大量の情報を記憶することが出来ます。


そろばんの効果3・集中力の強化

そろばんを習うと集中力がアップするといわれています。そろばんでは、制限時間内に大量の計算を行う必要があり、おのずと集中力が高まります。特に珠算式暗算においては、そろばんを頭にイメージをして行う必要があり、高い集中力が求められます。

そろばんの効果4・計算力の強化

言うまでもないことですが、そろばんを習得すると計算スピードも正答率もアップします。受験においても武器のひとつになるでしょう。

ただし、そろばんを習っている子供の多くが、計算の仕組みや工夫等、論理性が問われる問題に苦手意識を持っているのも事実です。その理由の一つとして、そろばんによる計算は、一定のルールに従って機械的(作業的)に計算をするため論理的思考が育ちにくいことが挙げられます。

算数や数学で難問と言われる問題の多くが、論理的に筋道立てて考える力が求められます。論理性はそろばんで鍛えられる右脳ではなく左脳が司ることもあり、そろばんでは「論理的思考力」の強化はあまり期待できません。そのため、算数・数学の分野に限って言えば、そろばんは「計算力の強化」のためだと割り切り、論理的思考力は別枠で身につけさせることが必要でしょう。

そろばん教室通いはいつから?

最後にそろばんに通い始める時期についてお伝えします。まずは、始める時期ですが、「右脳の強化」という観点から考えると、右脳教育は一般的に年齢が低いほど効果が出やすいといわれていますので、年齢に限らず、子供自身が数字に興味を持っていて、1~10くらいまで数えて書けるようになれば、そろばん教室に入会の相談をしてもよいと思います。

計画的な、そろばん教室通いを

今回は、近年ブームが再燃しているそろばん教育のメリットを中心にお伝えしました。お伝えしたように、そろばんには計算力がアップするだけでなく、右脳の強化による記憶力の向上や集中力の向上など副次的な効果も見られ、幼児教育としてもオススメの習い事の一つだと思います。

ただし、論理的思考力の育成は別枠で考える必要があるだけでなく、そろばん教室の中には週3回以上通う必要がある場合もあり、時間的な負担が多いのも事実。常に中学受験など子供の大きなターニングポイントから逆算をして、いつからいつまで通わせるべきなのか、何級まで合格させるべきなのかを明確にした上で通わせることをお勧めします。


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