「キャストはみんなホントに良い人たちだよ」
Speedy’s Cafe（スピーディーズ・カフェ）の開店当時からこの店を切り盛りするクリス氏
ガイド: ドラマに取り上げられる前と後で変化はありましたか？
クリスさん（以下敬称略）: もちろん。大違いだよ。今日は比較的空いてるけどね、いつもシャーロックのファンで大賑わいだ。
ガイド：撮影時、キャストやスタッフはここで実際に食事しましたか？
クリス：いや、コーヒーを出したくらいだね。撮影時は店は閉めてるんだよ。それに、BBCが用意した撮影用のケータリングがあるからね。でも、ベネディクトやマーティンは店内でコーヒーを飲みながらリラックスしてたなぁ。セリフの読み合わせなんかをしていたよ。
ガイド：さっき、名物の「シャーロック・ラップ」を食べたんですが、美味しかったです。
クリス：良かった。「ワトソン・ラップ」もあるよ。具材は、オンラインでファンからアイデアを募集したんだ。それぞれのキャラに合った具材をね。シャーロックはキュウリ、彼は“クール”だから、とか。たくさん募集があったんだ。
“シャーロック・ラップ” “ワトソン・ラップ”の具材表
ガイド：撮影中、ベネディクトやマーティンと話す機会はありました？
クリス：もちろんあったよ。2人ともとっても良い人たちだよ。もちろんマーク・ゲイティス（マイクロフト役）も良い人だったよ。店にシャーロックの絵なんかが飾ってるでしょ、ベネディクトは「これ誰が描いたの？」と興味津々で僕に聞いてきたよ。あと、意外だったんだけど、ベネディクトもマーティンも、ユーモアのセンスが抜群なんだ。2人と話してると、笑いが絶えなかったな。
ガイド：ドラマ『SHERLOCK／シャーロック』についてのご意見は？
クリス：とても面白かったな。普段はドラマはあんまりみないんだけどね。撮影に使われてなかったら見てなかっただろうけど、見たらハマってしまったよ。息子もすごく気に入ってたよ。親子でTVの前で一緒に座って見るという良いコミュニケーションの機会にもなったなぁ。DVD-BOXも買いました。
ガイド：息子さんは、あなたが撮影にかかわっていること、羨ましがったでしょうね。
クリス：そうなんだよね。息子だけじゃなくて、色んな人から言われるけどね。ラッキーだってね。あ、そうそう、名前は忘れちゃったんだけど、少し前に、アメリカCNNの人気女性キャスターがお忍びで店にやって来てね。「あなた、アメリカでとっても有名なキャスターですね？」ってスタッフの誰かが彼女に尋ねたら、彼女は「この場所こそ、アメリカで一番有名なカフェじゃないの」って言ってたよ（笑）
＜DATA＞
■Speedy’s Sandwich Bar & Café（スピーディーズ・カフェ）
営業時間：月—金 6:30am - 3:30pm 土 7:30am - 1:30pm (日曜日定休）
住所：187 N Gower St London NW1 2NJ
電話：020 7383 3485
最寄り駅（チューブ）：Euston square（ユーストン・スクエア）駅から徒歩５分(North Gower Street Exit)
