「隠れ昭和妻」が若い世代にも広がっている!?

「隠れ昭和妻」度チェック

専業主婦の「昭和妻」に潜む危険

「昭和妻」という言葉をご存知ですか。いわゆる「バブル期」に20代を過ごした、現在50代くらいの女性です。

まさに筆者、私です。いったい私が何をした?? さて、時には家計の破たんまで招いてしまうという昭和妻たちのライフスタイルが、バブル未体験の世代にも「隠れ昭和妻」として広がっている可能性があるのだそう。そこで今回は皆さんの「隠れ昭和妻度」を探ってみましょう。
   

「昭和妻」とは何か

まずは「昭和妻」についておさらいしましょう。
昭和妻世代が社会人になったのはちょうど男女雇用機会均等法が始まったころ。一握りの「総合職女性」が各社でようやく取り入れられたころです。

そのころの就職と言えば多くの女性は「一般職」。「腰掛」で数年働いて、結婚相手を見つけて寿退社、そのまま専業主婦というルートが「女子の花道」でした。
実際、1980年には6割の家庭が専業主婦家庭でしたから、昭和妻世代にとって「働くママ」はまだ少数派だったのです。

20代という、女子として最も恋愛意欲満々でモテやすい、かつ、消費活動が旺盛な年齢がちょうどバブル期にあたる昭和妻たちは、まさに当時の消費をぐいぐいと牽引する存在でした。そう言えば私も思い出しました。毎日が華やかなあの頃を!

バブル世代には懐かしい、それ以下の世代には驚愕の昭和妻ライフスタイルをご紹介しましょう。
 

これが「ザ・昭和妻!」~就職から結婚生活まで

アフターファイブはワンレンボディコンでディスコに合コン、カフェバーでデート。
終電を逃したら、会社から大量にゲットしたタクシーチケットでらくらく無料でタクシーで帰宅。

休日はゴルフにドライブ。夏ならテニス、冬なら私をスキーに連れてって。
私ももちろん万座プリンスホテルに行き、松任谷由実さんの歌をBGMに時代を満喫しました。

彼氏は「高身長」「高学歴」「高収入」の「3高男子」。もちろん本命のほかにも「アッシー」「メッシー」「ミツグ君」など用途別に複数のサブの男子を確保。

クリスマスイブはシティホテルでディナーとシャンパンとお泊り、プレゼントはブランド品のアクセサリー。結婚式は数メートルのウエディングケーキにゴンドラでの降臨といった超派手婚。新居は都内近郊の庭付き1戸建て。子供は私立学校に通い、習い事はスイミングとピアノとバレエ。

自分は週1のフラワーアレンジメントのレッスンのあとにママ友と隠れ家フレンチでランチ。いつも頑張ってる(と自分だけは思っていいる)ワタシへのご褒美はブランドの新作バッグ。年に1回は家族で海外旅行。夫が定年になったら、クルーズ船で世界一周へ……。

と、こんな、21世紀の今のニッポンではすでに現実味のない華やかなおとぎ話が、昭和妻にとっては「約束されたライフスタイル」であったのです。

だって、自分たちの母たちは、高度経済成長期を背景に、「専業主婦」でオールOKだったのですから。
 

昭和妻の厳しい現実

ニッポンはこの30年でガラリと変わりました。
今や、全世帯のなかで共働き家庭が専業主婦家庭の数を上回っているというのに、昭和妻の頭の中は昔のままです。

「専業主婦」に「永久就職」したと思っていますから、だんな様の収入が右肩上がりでなくなった今でも自分が働くなどという考えはほとんどありません。

もちろん、万が一「働こう」と思ったとしても、20年以上前のいわゆるOL時代はまだパソコンが普及していなかった時代。メールやブログはできても、ワードやエクセル、パワーポイントといったソフトですら仕事で使ったことがない方が多いのです。また、そもそも社会人生活も2、3年で、PCスキル以外に何か専門知識や技術があるわけでもないので、今できる仕事というのは、相当限定されてくるでしょう。

では、自分の家の資産管理ぐらいはやっているかというと、多くの昭和妻はだんな様のお給料を丸ごと受け取り、家計は任されているものの、そもそも家計簿をつけておらず、収支の管理はあいまい。

月々で不足する分は貯金から出したり、ボーナスで埋め合わせることでなんとなく帳尻をあわせ、あとはどんぶり勘定。

落とすのはだんな様のお小遣いの額ぐらいで、生活の質を落す気はなし。「ブランド品を専門店でなくアウトレットで買う」ことが「節約してる賢い主婦」と思ってしまうくらいの経済感覚が蔓延している……。

経済的な知識も乏しいので、財産の計画的な運用や管理は
「わからないわ。一家の主なんだからあなたがやって」と責任放棄。

実際に年収800万クラスの専業主婦家庭が家計の破たんに陥るという例も多いそうです。

気をつけなければ家計がガタガタに崩れてしまいます。
それでは、あなたの「昭和妻度」がわかる「隠れ昭和妻」チェックをして見ましょう。
 

若い世代にも広がる「隠れ昭和妻」

そんな、もはや前世紀の遺産のようなバブル感覚の「昭和妻」ですが、そのDNAは若い世代にもひそかに受け継がれており、昭和妻の娘たち、今の20代は「専業主婦志向」が強いという傾向が表れています。

2012年の博報堂生活総合研究所の調査によれば、20代女性の3人に1人が専業主婦になりたいと回答。

たとえ専業主婦ではなく働いていたとしても、生活スタイルがバブル系「昭和妻」であるという「隠れ昭和妻」も実は少なくありません。

実際に皆さんはどうでしょう?
次の「隠れ昭和妻チェック」に、いくつぐらい「YES」がありますか?
 

【隠れ昭和妻度チェック】

1.ほかの人の持ち物やライフスタイルが気になる
2.「世間並」でありたいと考えている
3.「自分へのご褒美」を年3回以上やっている
4.自分より年収の高い家庭の友達が多い
5.女性の幸せと夫の年収は大いに関係がある
6.物事を計画立ててやることが苦手
7.夫が家族を養うのは当然である
8.夫の会社の昨年度の業績を知らない
9.時々家計が赤字になる月がある
10.プチ贅沢でストレスを解消している
11.先月の家計で、いくら支出したか把握していない
12.貯金以外に資産運用をしていない
13.育児は人の手を借りずに自分で全部やったほうがいいと思う
14.子供の教育にはお金を惜しみたくない
16.再就職や転職に役立ちそうな資格やスキルがない
17.バブル時代の話を聞くとうらやましいと思う
18.生命保険や住宅ローンの見直しをしたことがない
19.ダイエットに取り組んでもなかなか成功しない
20.正直、働いている女性が幸せそうに見えない

いかがでしたか?YESが15個以上ついた方は、
経済観念の欠落、夫への依存、強い横並び意識、将来への危機感の欠如など、昭和妻的要素が多い「隠れ昭和妻」かもしれません。

専業主婦であるか仕事をしているかだけが「昭和妻」の基準ではありません。
夫に依存するのではなく、ともに家庭を維持するパートナーとして責任感を持って助け合える存在でいるかどうか。

厳しい現在の経済状況や将来の展望を見据えて、きちんと自分の家庭を「健全経営」できるかどうか。これができるかできないかが、「脱昭和妻」のポイントといえそうです。

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