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まるで沖縄リゾート!進化系レジャーホテルに潜入取材(2ページ目)

男女の密会場所として定番だったラブホテルが近年進化し、「レジャーホテル」とも称される多様性ある空間へ進化しています。特に郊外の施設になると、贅沢な敷地面積を生かしたリゾートをイメージさせる施設も多くなっています。バリなどのリゾートをテーマにした施設も多い中、沖縄をコンセプトに掲げたレジャーホテルが埼玉県にあります。琉球民謡や沖縄料理も楽しめる「バニラリゾートちゅら」を紹介します!

瀧澤 信秋

執筆者:瀧澤 信秋

ホテルガイド

沖縄料理がメニューに並ぶルームサービス

ちゅら

ソーメンチャンプルはオススメの一品

客室滞在が基本のレジャーホテルの食事は、インルームダイニングが基本。ルームサービスメニューには一般的な料理も豊富ですが、バニラリゾートちゅらでは、本格的な沖縄料理から泡盛まで並びます。
ちゅら

島とうがらしで沖縄気分が盛り上がります

何品か料理をリクエストしたところ、好物の島とうがらしが添えられていなかったのでフロントへリクエストすると、ちゃんと届けられました。タコライスやソーキそばといった沖縄料理はいずれもしっかりした味付けで美味しくいただきました。

利用者目線の秀逸な客室

ちゅら

ソファとテーブルの高さで食事の美味しさすら変わってきます

メニュー豊富なレジャーホテルは多くありますが、食事をするソファ&テーブルに残念なケースが多く見られます。見た目豪華でも座ったらギシギシ軋むようなソファもあります。サイズも然り。二人で座って窮屈なくらいのサイズを多く見かけます。折角のルームサービスメニューも客室内のチグハグさで台無しです。また、食事をするためにはソファとテーブルの高さも重要で、テーブルは少し高めが良いですが、バニラリゾートちゅらのソファ&テーブルのバランスは秀逸です。

見た目は豪華な客室でも、“豪華に作っただけで止まっている施設”が多いことも、業態変化による進化の著しいレジャーホテルで感じることです。その点、バニラリゾートちゅらは隅々まで気配りが行き届いていて、“ハード・ソフト・ヒューマン(人的サービス)が揃っていました。今回の潜入取材を通して、今後レジャーホテルが「ホテル」としての役割をいかに捉えて行くかが重要なテーマになっていくだろうと感じました。
ちゅら

明るさと清潔感溢れる客室が人気

近年、一般のホテルが“デイユース”や“カップルプラン”を積極的に展開し、レジャーホテルからカップルユースを奪取しています。一方、民泊問題が注目されるなど、ホテル予約が困難な現況もあり、レジャーホテルの役割が注目されています。

レジャーホテルが、短時間の一時利用という役割から、ホテルステイを意識した施設が増えることで、改めて「ホテル」としての市民権を得て「レジャー」ホテルの社会的役割が認知されていくことに繋がっていくことを願ってやみません。

<DATA>
バニラリゾートちゅら
埼玉県入間郡三芳町北永井583-2
TEL:049-259-5838

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