家族を支えるために早期リタイヤは可能でしょうか?
仕事を早くリタイヤしたいが……
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■相談者
バイオレットさん(仮名)
女性/公務員/47歳
持ち家一戸建て
■家族構成
夫(会社員/51歳)、子ども2人(大学2年・高校3年)
■相談内容
事情があって平成26年度から別財布で家計管理を行っています。家のローンは22年に7年間で完済しました。そのため教育費が心許なく、授業料はその時のボーナスでの対応となります。第二子が専門学校卒業予定の平成31年3月をめどに完全リタイヤを考えています(夫は60歳定年まで勤務予定。再雇用は希望していません)。現在、生活費は夫から13万3000円を、教育費はボーナスから折半で負担してもらっています。リタイヤの理由は、夫がうつ病で、このままでは共倒れになりそうだからです。リタイヤ後の生活(老後生活)について、可能かも含めてアドバイスを頂けないでしょうか。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)ボーナスの使いみち
教育費125万円、旅行30万円、小遣い20万円、貯蓄・夫20万円、貯蓄・妻10万円、財形年金・夫10万円、財形年金・妻30万円
(2)保険料の内訳
[夫]
●がん保険(終身払い終身保障、入院3万円、診断給付金200万円※60歳から半額)=保険料2670円
●定期保険(保険期間59歳まで、死亡保障3000万円、医療特約入院5000円付き、他に手術、障害、災害特約付き)=保険料2万2000円
●団体保険1(定期タイプ、死亡保障3500万円、医療特約入院9000円付き)=保険料1万4250円
●団体保険2(年金タイプ、保険期間20年、死亡保障月10万円、ボーナス時50万円)=毎月の保険料6214円・ボーナス時2万5000円
[妻]
●がん保険(終身払い終身保障、入院3万円、診断給付金200万円・医療特約入院5000円※60歳から半額)=保険料2280円
●団体保険(定期タイプ、死亡保障1000万円、医療特約入院4000円付き)=保険料5300円
●団体保険(年金タイプ、保険期間20年、死亡保障月10万円=毎月の保険料4414円
●共済(定期タイプ、死亡保障1000万円)=毎月の保険料2400円
[第一子]
●共済(定期タイプ、死亡保障2000万円、医療特約入院5000円・がん特約付き)=毎月の保険料3590円
[第二子]
●夫の団体保険1の特約(定期タイプ、死亡保障1000万円、医療特約入院5000円付き)=毎月の保険料2880円(24歳終了)
(3)家族の小遣い「8万6000円」の主な内訳
夫/4万8000円、妻/3万円、第一子/5000円、第二子/3000円
(4)教育費について
毎月の4万4000円は主に定期代とお弁当を作れないときのお昼代、学級費や教科書代など。授業料などはボーナスより捻出。昨年ボーナス時125万円の内訳は第一子大学授業料53万5800円(年間)、第二子専門学校入学金42万円(前払い)、第二子前期授業料(前払い)34万円、他に第一子自動車学校32万円(※不足分は妻の貯蓄より捻出)
(5)夫に関わる雑費
夫の給与から財形貯蓄や保険料を差し引き、さらに生活費13万3000円を差し引き、残った額の約3分の2は貯蓄。残りは本人の医療費(月平均1万~1万5000円)や散髪代などに充てている。
(6)退職金と公的年金
[夫](定年見込み)
退職金/1800万円、公的年金/年200万円
[妻](平成31年退職時)
退職金/1500万円、公的年金/年159万円
(7)夫婦別会計の理由
(相談者コメント)「夫のうつが原因で、別居していた期間があります。主人の実家と私の折り合いが悪くなっており、私がお金の管理をすべてしているのが気に入らず、もめたことがあるため。夫はもともと、家計管理に興味はなく、病気のこともあり、家計管理は負担になります」
■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 教育資金は現状で問題なくクリア
アドバイス2 老後資金は今後3年間の貯蓄が大事
アドバイス3 ご主人と資金の出し方を話し合いたい
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