カルソッツ(calçots)の食べ方
大きな口を開けていただきます
地元の人はレストランでカルソッツを食べない
日本からのお客様を連れて行こうとして、カタルーニャ出身の同僚や友人にお勧めのレストランを聞いても、はっきりした返事が帰ってこないことがしばしば。これは、地元の人は、市場や農家から直接カルソッツを仕入れて、郊外の別荘や友人、親戚の家に集まり、自分たちで炭火をおこしてお肉やカルソッツをバーベキュー(BBQ)して食べているためです。ソースのサルサ・ロメスクを手作りする人もいますが、このソースはスーパーでも手に入ります。地元の人にとって、北風に吹かれながら火をおこして、アツアツのバーベキューを楽しみながら赤ワインを飲む、というのが冬の楽しいイベントになっているようです。
レストランでのカルソッツの注文の仕方
地元に知り合いがいない旅行者でも、心配はいりません。バルセロナ市内のレストランでもカルソッツを食べることができます。ただ、炭火で焼ける窯が必要なので、市内でも、中心部ではなく近隣市との境など、少し奥まったところにあるレストランが狙い目です。インターネットでカルソッツを提供するレストランを事前に調べて、予約をしていくと安心でしょう。Quisiera hacer una reserva, ¿ya se puede comer calçots?
キシエラ アセル ウナ レセルバ。 ジャ セ プエデ コメル カルソッツ?
予約をお願いします。もうカルソッツは食べられますか。
レストランでは、calçotada(カルソタダ)と呼ばれるカルソッツのコース料理が頼みやすいでしょう。
前菜がカルソッツ、メインがbistec(ビステク、ステーキ)やbutifarra(ブティファラ、カタルーニャ地方のソーセージ)の炭焼きの盛り合わせ、alubias blancas(アルビアス ブランカス、白インゲン豆)の付け合せ、デザートにはcrema catalana(クレマ カタラナ、カスタードクリームの表面を砂糖でコーティングしたもの)がつくコースが一般的です。
Voy a pedir un menú calçotada.
ボイ ア ペディル ウン メヌ カルソタダ
calçotadaコースをお願いします。
スペインのグルメは、パエリアや生ハムだけではありません。冬のバルセロナで、カタルーニャ地方地方限定、季節限定の絶品料理をぜひご賞味ください。
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