身体全体で話すスペイン語
スペイン語は日本語に比べてジェスチャーやボディーランゲージの多い言葉です。スペイン語上級者でも、ボディーランゲージを交えずに直立したまま話すと、つまらない印象を与え、まともに話を聞いてもらえないかもしれません。逆に、言葉が拙くても、スペイン人を真似して体を動かしながら話をすれば、きっと耳を傾けてもらえるでしょう。今回は、スペイン語初心者でも使えるジェスチャーをご紹介します。日本語のジェスチャーとは少し違うので、覚えておくと便利です。話す距離の近さ
スペイン人と話すと、話している人たちの物理的な距離の近さに驚きます。知らない人同士でも、話に熱中してくると、息がかかるくらいの近さまで体を近づけて話し込みます。特に、相手の外国人がスペイン語が上手ではないとわかると、腕を振り回したり、相手の肩を掴んだりして自分の言葉を伝えようとします。日本人からしてみれば、体の距離が近すぎると居心地が悪くなりますし、ボディタッチされてもスペイン語の理解が深まるわけではないのですが、言葉だけではなく体を使った表現は、伝えたいという強い気持ちを表しています。ジェスチャーやボディーランゲージが多いのも、スペイン人の「伝えたい」という心理がうみだしたものなのかもしれません。ちなみに、ガイドの経験では、話す距離が近づく傾向は南の地方の人ほど強いようです。
手を挙げる
質問があります。
「私?」というとき
私ですか。
¿Yo?
ジョ?
私?
人を呼ぶとき
休憩時間、友人とコーヒーでも飲みに行きましょう。離れたところにいる友人を呼ぶには、手の甲を相手に向けて、自分の方に指を数回曲げます。日本と手の向きが逆になります。このジェスチャーは、お店やバルで店員を呼ぶときにも使う人もいますが、この場合は、少し失礼な感じになるので気をつけましょう。
¡Oye!
オジェ!
ちょっと!