イケメンなジョニーの三作品でうっとりしよう!
『フェイク』(1997年度作品)マフィアの一員として組織内に潜入捜査することになったFBI捜査官のジョー(ジョニー・デップ)は、FBIに情報を流しつつマフィア内で徐々に頭角を現し、地位を得ていく。しかし、彼は面倒を見てくれたレフティー(アル・パチーノ)との間に絆を感じ始め、実は潜入捜査官であることを打ち明けられないことに後ろめたさを感じる……。
FBI潜入捜査官ジョー・ビストーネの実話の映画化。ジョーが信頼するレフティが、どんどん若い衆に超えられていく様が切ない。ジョーまでもレフィティを超えてしまい、そのときのレフティがもう気の毒で……。レフティはボスになるには威厳がなく、小者すぎるんですよね。そのへんをアル・パチーノが上手く演じていて、凄い役者だなと大感動! と、パチーノばかり褒めていますが、そんなパチーノにつられてジョニーも好演。おそらく観客はジョニー演じるジョーの心に寄り添いながらレフティを見て、胸が苦しくなりますから。地味ですがジョニー・ファンは必見の作品です。
監督:マイク・ニューウェル 出演:アル・パチーノ、ジョニー・デップ、マイケル・マドセン、ブルーノ・カービイ、ジェームズ・ルッソ、アン・ヘッシュほか
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年度作品)
17世紀、海賊たちは黄金のメダルを狙って、エリザベス(キーラ・ナイトレイ)を誘拐。彼女を助けるために、かつてエリザベスに助けられたウィル(オーランド・ブルーム)は、アウトローな海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と手を組んで、エリザベス救出へ向かう。
この映画まで、メジャーな大作にはあまり出演してこなかったジョニー。それが、いきなりディズニーの大作映画出演で、これが世界的大ヒット! ジャック・スパロウはジョニーの当たり役になり、彼はスター俳優になったのです。確かにジャックはかっこいい。風に髪をなびかせて、チャラく見せながらもいざというときは男気も。『スター・ウォーズ』のハン・ソロ的なポジションですね。主役よりも暴れて映画をかき回すおいしい役ですが、しっかり応えたジョニーの勝利でしょう。華やかでかっこいいジョニーを見るなら、この映画がベスト!
監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、ジョナサン・プライスほか
『パブリック・エネミーズ』(2009年度作品)
1930年代、銀行をターゲットにした強盗のジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)と彼を追うFBI捜査官のJ・エドガー(ビリー・クラダップ)との攻防を、ジョンが愛するビリー(マリオン・コティヤール)との愛をからめて描く。
ジョニーがイケメンぶりを大いに発揮するサスペンス。なんといってもジョニーとマリオン・コティヤールの美男美女のカップルに目を奪われます。ジョニーが彼女を口説くときがまたいいんですよ。イケメンが強引に彼女のハートを奪うという……。世界中の女性の目がハートになること必至です。マイケル・マン監督がジョニーの美しさを際立たせるがごとく、クールな映像美を駆使しています。でも演出そのものはカッチリと見せ場を作ったベテランらしい手堅さで、安心して見られます。ダンディでクールなジョニーを見るならコレ!
監督:マイケル・マン 出演:ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル、マリオン・コティヤール、ビリー・クラダップほか