1月18日(月)スタート
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
フジ系 月曜21:00~脚本:坂元裕二
演出:並木道子、石井祐介、高野舞
プロデュース:村瀬健
主題歌:手嶌葵「明日への手紙」
出演:有村架純、高良健吾、高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎、浦井健治、福士誠治、森岡龍、永野芽郁、桜井ユキ、我善導、林田岬優、安田顕、大谷直子、田中泯、柄本明、高橋一生、松田美由紀、小日向文世、八千草薫
「北海道で育ての親のもと家政婦同然に生きている杉原音(有村)。曽田錬(高良)は祖父(田中泯)が騙し取られた畑を買い戻すため運送会社でこき使われている。ある日、錬は悪友の中條晴太(坂口)が旅先の北海道で拾ったカバンの中から『音へ』と書かれた手紙を見つける。持ち主に返さねばと感じ会社のトラックをとばして北海道へと向かう。北は北海道から南は福岡まで、それぞれの地方から上京してきた6人の若者たちの2010年秋から2016年春までの恋物語を描く。」
『最高の離婚』『問題のあるレストラン』など、大人のドラマを作ってきたチームがつくる若者の群像恋愛ドラマ。脚本の坂元裕二は月9の代表作『東京ラブストーリー』を担当。四半世紀たっての現代の若者に響く新しい恋愛ドラマができるのか?注目しましょう。
1月19日(火)スタート
『お義父さんと呼ばせて』
フジ系 火曜22:00~脚本:林宏司
演出:星野和成
プロデューサー:安藤和久、萩原崇、遠田孝一、清水真由美
主題歌:超特急「Yell」
出演:遠藤憲一、渡部篤郎、蓮佛美沙子、新川優愛、中村倫也、山崎育三郎、中村アン、品川徹、和久井映見
「大道寺保(遠藤)51才独身、中堅商社の部長でこれまで結婚に縁がなかったがまっ正直に生きてきた。しかし28才下の花澤美蘭(蓮佛)と運命的に出会い結婚を決意。美蘭の父・花澤紀一郎(渡部)も51才、一流商社で最年少役員を務めるエリート、自らの家庭を理想的だと信じている。対称的な二人が衝撃的な出会いをする。」
父親より年上の婚約者が結婚の承諾を得にくる三谷幸喜の戯曲『君となら』に似た設定。恋人役が遠藤憲一というだけで『民王』に続いてかなり笑わせてくれそう。父親役が渡部篤郎というのも対称的だし、母親役の和久井映見もコメディセンスあり、ベテランキャストは充実しています。若手がうまくからめば面白くなりそうです。
2月5日(金)スタート
『スミカスミレ 45歳若返った女』
テレビ朝日系 金曜23:15~原作:高梨みつば「スミカスミレ」
脚本:古家和尚
演出:今井和久ほか
プロデューサー:大江達樹、神通勉
出演:桐谷美玲、松坂慶子、及川光博、町田啓太、水沢エレナ、竹内涼真、高杉真宙、高橋ひとみ、小日向文世
「如月澄(松坂)は厳格な父親の方針で子どもの頃から家の手伝いを優先。その後も祖母、父、母の介護をやり遂げ恋愛経験なく独り身のまま65才に。悔やむ澄を、家にある屏風に封じ込められていた化け猫・黎(及川)が20才の姿に若返らせる。女子大生・如月すみれ(桐谷)となり、青春と初恋をやり直す。」
原作コミックは60才から17才の女子高生に若返える設定だったものを65才から20才の女子大生に変更。この枠、入れ替わりの『民王』、タイムスリップの『サムライせんせい』とSF要素を持ったコメディ作が続き好調。今回もその路線を続けて安定した人気となりそうです。
終盤戦まとめ
このグループは混戦。前年視聴率三冠王の日本テレビは情報・バラエティ番組でドラマの宣伝をしやすいため、出足は『怪盗山猫』『火村英生』のミステリーがやや有利。その後を恋愛ドラマ路線を復活させて好調の月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、そして火曜22時は裏に2つドラマありますがそれらに打ち勝てそうな『お父さんと呼ばせて』が追う展開でしょうか。
冬ドラマ全体の本命は『スペシャリスト』。単発での実績、草なぎ剛主演の信頼感に加えて、解散問題で話題性もさらにアップしました。まず単発で数作放送され、その後連ドラ化した先輩『相棒』のようにシリーズ化されるかどうかも含めて、今後の行方が気になります。