そんな中でもピークとなる、3作スタートの14日(木)と2作スタートの15日(金)のドラマを紹介します。
1月14日(木)スタート
『ちかえもん』
NHK総合 木曜20:00~脚本:藤本有紀
演出:梶原登城、川野秀昭
プロデューサー:木村明広
制作統括:櫻井賢
出演:青木崇高、優香、小池徹平、早見あかり、山崎銀之丞、徳井優、佐川満男、北村有起哉、高岡早紀、岸部一徳、富司純子、松尾スズキ
「人形浄瑠璃の傑作『曽根崎心中』。しかしその誕生の半年前、作者の近松門左衛門(松尾)は妻に逃げられスランプに陥っていた。そんな彼は謎の渡世人・万吉(青木)と出会う。困った人を放っておけない万吉は近松を巻き込み、『曽根崎心中』の登場人物、ワケあり遊女お初(早見)や放蕩息子の徳兵衛(小池)らの問題の解決をすることに。その中で近松は人間の生きるたくましさと本物の愛を発見していく。」
朝ドラ『ちりとてちん』では上方落語をモチーフにした脚本の藤本有紀、他に同じNHK時代劇『咲くやこの花』は百人一首、大河『平清盛』では要所に双六が登場。今度は『曽根崎心中』を題材に。元ネタの世界がそのままでてきて、これまで以上の異色作になりそうです。
『スペシャリスト』
テレビ朝日系 木曜21:00~脚本:戸田山雅司、徳永友一
監督:七高剛、及川拓郎ほか
プロデューサー:船津浩一、川島誠史、目黒正之、和佐野健一
ゼネラルプロデューサー:横地郁英
出演:草なぎ剛、南果歩、芦名星、和田正人、夏菜、平岡祐太、吹越満
「冤罪で服役中に他の受刑者から犯罪と犯罪者の情報を蓄えた宅間義人。出所後、京都府警の刑事になりその知識を活かし、次々難事件を解決。しかし後ろ盾だった京都府警本部長・高倉(大杉漣)の死を契機に自分を取り巻く大きな陰謀を暴くため東京の警視庁へ。警視庁総合事犯対応係(仮)に配属され難事件に立ち向かっていく。」
2013年、最初に土曜ワイド劇場で放送した時からそうなるだろうとは思っていましたが、単発で4作放送して連ドラに。舞台は東京に変わりますが、スタッフはほぼ同じ。変わらないおもしろさが期待できます。今後もシリーズが続くのかどうかも注目です。
『ナオミとカナコ』
フジ系 木曜22:00~原作:奥田英朗
脚本:浜田秀哉
演出:金井紘、葉山浩樹、品田俊介
プロデュース:長部聡介、大木綾子
主題歌:EXILE ATUSHI + AI「No more」
出演:広末涼子、内田有紀、吉田羊、宮川一朗太、山路和弘、犬飼貴丈、高畑淳子、佐藤隆太
「百貨店の外商部で働く小田直美(広末)は大学時代の親友・服部加奈子(内田)と再会。エリート銀行マンの達郎(佐藤)と結婚し幸せに見える加奈子だったが実はDVに苦しんでいた。それを知った直美も職場で憂鬱な日々を送っており、加奈子に夫の殺人を持ちかける。」
女たちがDV夫を殺すドラマというと桐野夏生原作『OUT~妻たちの犯罪~』があります。かなりヤバい雰囲気で主婦の閉塞感を表現していました。最初に殺した主婦を演じたのは原沙知絵ですが加担したのは田中美佐子、渡辺えり子、高田聖子と演技派をそろえています。
広末・内田のコンビでどこまでそれに迫れるか、演技力が問われます。
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