Soul・R&B・HIP-HOP/ヒップホップとカルチャー

ヒップホップの殿堂ミュージアムがオープン

待望のヒップホップの殿堂ミュージアムが、今年の終わりにハーレムにオープンすることが決定されました。ヒップホップの文化や歴史を広める教育に重視したヒップホップの殿堂の成り立ちと今後について見てみましょう。

Atsuko Tanaka

執筆者:Atsuko Tanaka

Soul・R&B・HIP-HOPガイド

ヒップホップの殿堂ミュージアムがハーレムにオープン!


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待望のヒップホップの殿堂ミュージアムが、黒人のアートや文化が根付くハーレム の125丁目に今年の終わりにオープンすることが報告されました。オハイオ州はクリーブランドにあるロックの殿堂ミュージアムをご存知の方は多いかもしれませんが、ヒップホップも誕生してから40年近く経った今、こうした形として後世に残していけるということはとても素晴らしいことですね。

ミュージアムにはヒップホップ界のパイオニア、ランDMCや、アフリカ・バンバータエミネムスヌープ・ドッグなどから貴重なターンテーブルやジャケット、ポスターなどが寄贈されるそうです。

ヒップホップの殿堂は、ブルックリン出身で、ニューヨークとロスで育ったJ.T.トンプソン氏によって92年に設立。彼は同年4月末にロスで起こったロサンゼルス暴動の頃、ギャング同士の戦いをストップさせるために働き、その功績が議会指導者や前クリントン大統領から顕彰された経歴の持ち主。若い頃からヒップホップに影響を受けたトンプソン氏は、世界中でヒップホップが愛され、リスペクトされていることを知り、ヒップホップの音楽と文化の歴史を形として残していくことを決意したそうです。そして、96年に「ヒップホップの殿堂 アワード賞」をプロデュースし、後にBETでその模様が全米放映されました。




このアワード賞は、ヒップホップの殿堂ミュージアムの設立に向けての資金集めとしても、その後、毎年行われていくはずだったのですが、スポンサーが見つからず、継続することが出来ませんでした。

しかし、その後も地道な活動を続け、20年経った今、ヒップホップの殿堂ミュージアムはついに形になりそうです。楽しみに待っている人も多い中、ここ数年はオープン時期や建設場所に関して、延期になったり変更になったりと繰り返していましたが、最終的にハーレムの125丁目に出来ることが決定。今度こそは予定通りにオープンすることに期待がかかります。

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