深海の寝室と木のバスルーム
1. 玄関脇の障子を開くと寝室が現れる。 |
2. 濃紺の土佐和紙貼りの壁をトップライトの光が照らす。 |
3. 壁面はFRP防水塗装仕上げ。スノコはヒノキ。 |
4. 浴槽は高野槇。浴槽の上には物干用のステンレスパイプが走る。 |
5. 施主のHさんが綴った家づくりノート。 |
玄関ホールの脇にも癒しの空間があります。それは寝室。こちらは先ほどの「畳の間」と同じ濃紺の土佐和紙が壁全体に貼られており、スリット状のトップライトからの光で照らされると、まるで深海の底にいるような感覚に満たされます。
寝室の反対側になる南の角には木の風呂があります。浴槽は高野槇、洗い場のスノコはヒノキで造られ、木の香りに満たされながら快適な入浴を楽しむことができるのです。
Hさんは2013年8月に家づくりが始まると共に1冊のノートを綴ってこられました。中には毎回の打ち合わせの内容や建築家への要望が事細かに記されています。このノートは、Hさんが2年に渡る家づくりをとても楽しまれたことの、何よりの証になっています。
◆建築データと建築家プロフィール