建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

2つの眺めを楽しむ家[辻堂House-H]

遠く大山を望む湘南の小高い住宅地に建つ熟年世代の夫婦のための住宅です。正方形のプランの対角線上に開けられた二つの大窓が、最高の眺めを提供しています。

執筆者:川畑 博哉

2015年、神奈川県茅ヶ崎市にオープンした蔦屋書店の大規模店舗「湘南T-SITE」。ここから徒歩5分の斜面地に、Hさん夫妻の住む個性的な住宅が完成しました。
3年前に、とある展覧会でacaaの岸本和彦さんの住宅を知り、Hさんの母親と住むための家の設計を依頼。土地探しから始めてこの地を購入し、約1年の設計期間を経て昨年の春に竣工しました。

焼杉の壁と大窓の家


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外観
1. 東側の外観。玄関の前は駐車スペース。
外観
2. 竣工時の外観。背後に雑木林が見える。写真:上田 宏
外観
3. 北側の外観。1階の外壁はカラーガルバリウム鋼板横葺き仕上げ。
外観
4. 大窓の下の扉を開けて室内に風を通す。写真:上田 宏




この家の環境は最近になってドラスティックに変化しました。昨年5月の竣工からわずか半年で、予定されていた隣地の雑木林の造成工事が始まったのです。それにもかかわらず、Hさんの家は存在感を失っていません。落ち着いた住宅地の中で、黒い焼杉の大きなキューブ状の外観や空を映す大窓が、個性を放っています。

岸本さんは、この造成を見越して大窓を開ける方向を決めて、実際の暮らしに影響が少ないように計画していたのです。

◆建築データと建築家プロフィール


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